AKB48の大島優子が、音楽番組『ミュージックステーション』にグループとして最後の出演を終えた。彼女はAKB48を卒業後、女優業に専念することから「歌うことは考えていない」と話しており、今後は大島優子としても『Mステ』に登場する可能性は低そうだ。そんな大島の『Mステ』卒業を飾ったAKB48のステージでは、若手メンバーの姿が目立った。ネット上でも「純AKB選抜も結構よくね?」との感想が出ているように、この日は諸事情で久々に姉妹グループからの兼任メンバーが入らない選抜となった。そのため、シングル『前しか向かねえ』の選抜とは違ったメンバーが多かったのだが、その顔ぶれに“世代交代”を感じたファンも多いのではないだろうか。
大島優子は、6月2日に行われる秋葉原のAKB48劇場公演を最後に「アイドル活動に終わりを告げる」ことを発表した。3月21日の『ミュージックステーション』に出演した彼女は、同番組が生放送なのでこれまでトークする内容に苦労したことを明かし「メンバーもライバルであり仲間だった」と振り返った。『Mステ』のセットやカメラワークについても素晴らしかったとスタッフに感謝しており、大島が放送される内容までを作品と捉えてパフォーマンスしてきたことが分かる。
大島は『Mステ』最後のステージで、まず最後のセンターシングル曲『前しか向かねえ』を披露。彼女らしくみこしに乗ってファンの中で歌うサービスも見せた。次に卒業曲として書き下ろされた『今日までのメロディー』を歌い上げると、ラストは元気いっぱいに『ヘビーローテーション』で飾った。
大島優子とともにステージを務めたのは高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみ、柏木由紀、渡辺麻友、横山由依、島崎遥香、川栄李奈、小嶋真子といった『前しか向かねえ』のシングル選抜メンバーに、先日の『大組閣』でチームBキャプテンになった倉持明日香、チームK副キャプテンになった北原里英。そして入山杏奈、加藤玲奈、高橋朱里、田野優花の16人だった。
この日はSKE48がインテックス大阪で全メンバー参加予定の握手会を開催しており、松井玲奈、松井珠理奈、須田亜香里はそちらに参加したようだ。NMB48の山本彩と渡辺美優紀は沖縄にて活動中で、山本は夜7時30分から『YNN「NMB48チャンネル」』で“生配信「沖縄からなんくるないさー 生配信90分SP!!」”を届けていた。
また、指原莉乃は福岡で開催された『HKT48九州7県ツアー~可愛い子には旅をさせよ~』に出演しており、そうした状況が重なって本来は『Mステ』に出演するはずの『前しか向かねえ』の選抜メンバーが出られなかったようだ。
そのアンダー(代役)として倉持明日香、北原里英、入山杏奈、加藤玲奈、高橋朱里、田野優花が出演したことで16人全員がAKB48ということになった。ネット上では「やっぱりAKBだな。優子いなくなるのは痛いけど、最高のアイドルグループだ」、「こうしてみると純AKB選抜も結構よくね?」といったコメントも見受けられる。
今回出演したメンバーのうち次世代、新世代とされる中でも人気がある川栄李奈、小嶋真子、入山杏奈、加藤玲奈、高橋朱里、田野優花はバラエティでも露出が増えた分、存在感が出てきた。この日のステージではそれがさらに明らかとなり、“世代交代”の波を感じざるを得ない。今年も選抜総選挙が行われるならば、大島優子の不在も影響して昨年以上に大きな変動がありそうだ。
※画像は『小嶋陽菜 nyanchan22 Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)