歌手の華原朋美が音楽バラエティ『1番ソングSHOW』で、小室哲哉による音楽ユニットglobeの楽曲『DEPARTURES』のカバーをテレビ初披露した。この日、彼女は『I’m proud』も歌っており、MCの“やべっち”こと矢部浩之もその複雑な関係に「俺、ワクワクしてる!」と興奮していた。
カバー・アルバム『MEMORIES -Kahara Covers-』を3月12日にリリースした華原朋美が同日放送の『1番ソングSHOW』に出演して自身のヒット曲『I’m proud』とカバー・アルバムにも収録されている『DEPARTURES』を歌った。
番組中で明かされたところでは、『I’m proud』の収録で華原が憧れのEXILE・TAKAHIROがひな壇で見ていることを意識するあまり「もう1回お願いします」と歌を止めるハプニングがあったという。1996年3月にリリースして以来「今まで『I’m proud』を間違えたことなかったのに」と笑顔で訴える彼女にTAKAHIROも思わず「申し訳ございません」と頭を下げていた。
その後で披露したのが『DEPARTURES』だ。オリジナルを歌うglobeのボーカル・KEIKOは小室哲哉の妻である。華原朋美の口から「globeが歌った『DEPARTURES』を…」と聞いた矢部浩之は「なんかすげえなっ、俺、ワクワクしてる!」と動揺を隠せない。
彼は改めて関係を整理するが「あのプロデューサーの方が2つとも作った曲で…『I’m proud』が朋ちゃんで、『DEPARTURES』が奥さん…ああ~っ!!」と頭を抱えてしまう。
矢部の様子に華原は「ちゃんと、直接『歌わせていただきたい』とお話させていただいたんですよ」と説明する。小室哲哉に会って「OKをいただきました」と明かし、矢部から「イイことですよ、それは」と感心されると「ハイ」と笑顔を見せていた。
1曲目に歌った『I’m proud』のハプニングがあったからか、『DEPARTURES』はTAKAHIROが真剣に聞き入る中でもじっくりと歌い上げて歌手・華原朋美の実力を出し切ったようだ。
YouTubeで公開しているカバー・アルバム『MEMORIES -Kahara Covers-』のダイジェスト版の冒頭で、華原朋美は「きちんと1曲1曲、私にとっての思い出がたくさんある。この歌を歌うことで、もちろんいろんなことを思い出しますし、いろんな思い出もあって、それを感じながら歌いました」と語っている。
彼女が歌う『DEPARTURES』にはglobeのそれとは違った思い出が歌いこまれているのだ。それを考えると矢部浩之のように頭を抱えてしまいそうだが、華原自身もそこを乗り越えてようやく歌えるようになったのだろう。
※画像はYouTubeのスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)