5人組アイドルグループ・A.B.C-Zがバラエティ番組でジャニーズでの意外な関係を語った。先輩のタッキーこと滝沢秀明から食事に連れていてもらう関係だという河合郁人だが、「実は嫌われているのでは」と思う出来事があったという。一方で橋本良亮は年齢が一回り離れている関ジャニ∞の渋谷すばると仲が良く、他のメンバーも「関東ジャニーズで唯一の“親友”」だと認めているのだ。また、2012年にDVDデビューした彼らは、先にデビューしていく後輩たちに対する複雑な気持ちも明かした。
A.B.C.のメンバー五関晃一・戸塚祥太・塚田僚一・河合郁人に橋本良亮が入ってA.B.C-Zが結成されたのが2008年。A.B.C.として活動を始めた2001年から約7年が経っていた。リーダー的存在の河合郁人は現在26歳、五関晃一は28歳となる。完成形の“Z”、Zero に戻って再スタートの意味で最後に加入した橋本良亮だけは20歳と年下だ。そんな5人が3月15日放送の『王様のブランチ』に出演して、気になるジャニーズのエピソードを語ってくれた。
「滝沢さんにはご飯やカラオケに連れて行ってもらうんですよ」とタッキーに可愛がられているという河合郁人だが、実はあまり連絡を返してくれないのが悩みらしい。先日もKis-My-Ft2の北山宏光と一緒にいた時に、河合はタッキーに電話するが応答が無い。「今日も忙しいんだろうな」と諦めたものの、北山がタッキーにかけたところワンコールで出た。「これは、嫌われているんじゃないか」とショックを受けたそうだ。
そんな河合に対して、橋本良亮はあの渋谷すばると“大親友”だというのだ。12歳上の渋谷を“すば”と呼ぶ関係で、ある日“すばるくん”と呼ぶと「なんで“くん”づけやねん!」と怒られたほどだ。渋谷は彼のことを“りょうすけ”と呼んでくれるらしい。
A.B.C.時代から渋谷を知る4人にとっては「怖くて近づけないイメージがあり“神”みたいな存在」なのだが、メンバーによると「橋本はすぐに打ち解けて、ソッコー仲良くなりゲーセンに行く仲」だという。戸塚祥太は「関東ジャニーズでたぶん、1人だけの親友だと思う」と証言した。
橋本は「肩をもんでいたら気に入ってくれた」と渋谷と仲良くなったきっかけを話しているが、以前に彼が雑誌のインタビューに応じた内容ではさらに他の出来事を明かしていた。
舞台『DREAM BOYS』で渋谷と共演した時に、橋本が笑うべきではない場面でついおかしくて笑ってしまい、後で渋谷からこっぴどく叱られた。反省した橋本が次の日に渋谷にその件について何度も謝ると、「気にしすぎや。許す!」とオナラをして仲直りの印にされたというのだ。
先輩たちとはそうした関係もあるA.B.C-Zだが、後輩にはNEWSやHey! Say! JUMPもいる。だが、彼らの方が先にCDデビューしており、テレビ番組でNEWSのバックダンサーを務めたこともあった。
河合郁人は、Hey! Say! JUMPのファーストコンサートの前説をキスマイの藤ヶ谷太輔と2人でまかされたことを今でも忘れられない。Overture(開演の音楽)が流れる中で「盛り上がっていこう! こいつらがHey! Say! JUMP!」と紹介する役割である。
河合は「もちろん、悔しい気持ちはあったが、それでも『ここで、与えられたのならば盛り上げてやるよ』という覚悟があった」と当時を振り返った。歌やアクロバットに加えて彼らはものまねやトークもこなす。これまでの経験で身につけた才能をようやく開花させる時期がきたようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)