ジャニーズでもアクロバティックなパフォーマンスを持ち味とするグループ、A.B.C-Zがバラエティ番組に出演した。塚田僚一が得意のバク転を披露してスタジオを沸かせると、河合郁人はジャニー喜多川社長のエピソードを明かして笑わせた。しかし盛り上がって何度もジャニーさんの口真似をしているうちに、言葉を間違えてシモネタになってしまう。
男性5人からなるアイドルグループA.B.C-Zから、河合郁人と塚田僚一の2人が9月26日のバラエティ番組『ダウンタウンDX』に出演した。
グループ名が「Acrobat Boys Club」の頭文字からついたことを説明すると、彼らのコンサートの映像が紹介された。アイドルを超えたサーカスのようなパフォーマンスに、MCのダウンタウンをはじめ共演者も目を見張っていた。
VTRでは今年の4月に代々木競技場第一体育館でのコンサートで塚田僚一が21回連続バク転したシーンが映されたことから、スタジオでも塚田が立ち上がると「まずは見てもらっていいですか?」とバク転を連発してみせた。浜田雅功から「勝手にやったらカットするからな!」と突っ込まれるが、塚田はめげずにさらにバク転を披露。さすがのダウンタウンも「ぐいぐい来る感じ!」と舌を巻いたのである。
アクロバットでアピールした塚田に対して、河合郁人はジャニー喜多川社長から「ブサイク」と言われたエピソードを語って笑わせた。
それは彼が後輩である関西ジャニーズJr.のコンサートで、Kis-My-Ft2の北山宏光と2人でゲスト出演した時のことだ。結構笑いも取れたことから、彼も上機嫌で楽屋に戻るとジャニー社長と数人が会議中だった。すると河合を見つけたジャニー社長は「YOUちょっと来て!」と呼び寄せると、突然「YOUさぁ、顔の下半身がブサイクなんだよ!」と言い放ったというのだ。
スタジオでは意外なジャニーさんの言葉と共に、河合が聞かせたジャニー社長の声真似も笑いを誘った。しかしジャニー社長の声を聞いたことがないので、浜田が「本当にそんな言い方か?」と突っ込むと、塚田が「誰が聞いてもジャニーさんです」と似ていることを証言している。河合はさらに声真似を繰り返すが、3度目には「YOUさぁ、下半身ブサイクなんだよ!」と“顔”を言い忘れてシモネタみたいになってしまった。
それでもめげずに、河合郁人は自分の写真を公開して「僕は、静止画だとけっこうイケてるんですよ。どちらかといえば木村拓哉さんよりになる」と豪語し出したのだ。だが自分で「動画だとフットボールの後藤さんに似てると言われる」と落とすと、ベテランお笑いコンビ・ハイヒールからも「似てる!」と連呼されて、周囲も大ウケしていた。
実はこの河合郁人だが、2009年に芸能雑誌『Myojo』の企画で読者投票によって“ジャニーズJr.で一番おもしろい人”の第1位に選ばれたこともある。この日はジャニー社長の声真似しか披露しなかったが、コンサートなどでは「松本潤が木村拓哉だったら…」、「亀梨和也が階段を降りてくるところ」など芸人顔負けなマニアックなモノマネを見せる。それに加えて、お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基に似ていることはファンの間でも有名で、コンサートには後藤の団扇を持って来るファンもいるという。
今年に入ってメディア露出が増えてきたA.B.C-Zにとって楽曲での勝負はもちろん大切だが、バラエティではアクロバットに加えて河合郁人のキャラクターが人気の鍵を握りそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)