アジア発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【アジア発!Breaking News】「薬指が無くて就活に不利」と嘆く学生が決断。足の指を1本切断して接合。(中国)

「面接官は私の手を見た途端に表情を変えてしまいます。僕の就活がどうしてもうまく行かないのは、薬指が欠けたこの手のせいです」。形成外科医のもとを訪ね、左手を見せながらそう嘆いたひとりの男子学生。そして手術は行われた。彼の足から切断された1本の指は今、手の薬指へと化したのである。

中国の湖南省長沙市でこのほど、幼いころの事故で左手の薬指の第二関節から先を失っていたHa Yuanさんという男子学生が、大病院の形成外科医のもとを訪れて「この手のせいで就活がうまく行きません。助けて下さい」と懇願。そこで医師はHaさんに、自身の左足の第2趾を手の指にするという方法を提案した。

そしてついにHaさんの足の指は切断され、左手薬指に接合する手術が行われ無事成功。抜糸は済んでいないが、指が揃ったHaさんの手の写真が英紙『デイリー・メール』電子版に公開された。指の太さや長さに違和感はなく、「傷口が回復すれば爪の大きさ以外の外見上の問題は生じないでしょう。今後はリハビリに入り、3か月も経てば指としての機能をしっかりと果たすようになります」と医師団は語る。

Haさんは左手薬指の約半分を失ってからもう長いが、生活に支障をきたしていると思ったことはそんなになかったそうだ。しかしいよいよ就職活動という今、クラスメートが企業説明会などでどんどん就職先を見つけているのに自分だけが決まらないため、強い焦りを感じるようになった。「面接官は僕の手の指が欠けていることに気づくと、その瞬間に表情が変わって必ず落とされてしまうんです」と、幾度も悔し涙をのんできたことを話したという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)