南米発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【南米発!Breaking News】元ミス・ベネズエラ、里帰り中に強盗団に襲われ5歳娘の目の前で射殺される。

このほど南米ベネズエラ北部のエル・カンブルで、元ミス・ベネズエラとその家族を乗せた車が強盗団に襲われ、5歳の娘が見ている前で両親が射殺されるという、きわめて悲惨な事件が起きたことを現地の複数メディアが報じている。

南米エクアドルで昨年12月28日夜、新婚旅行中の20代の日本人夫妻が強盗団に襲撃され、所持品を奪われた。この事件に「南米での夜の行動は注意が必要」との認識が改めて深まっているが、そのような中でベネズエラではこのほど、元ミス・ベネズエラの一家が乗っている車が襲撃された。やはり強盗目的とみられている。

現地時間の6日夜10時頃、ベネズエラ北部のサンエステバン国立公園にも近いエル・カンブルの高速道路で、被弾して放置されている車の中から銃で殺されたとみられる男女の遺体が発見された。男性は旅行会社を経営しているイギリス国籍のトーマス・ヘンリー・ベリーさん(39)で胸を撃たれており、女性はトーマスさんの元妻で2004年に元ミス・ベネズエラに輝いたモニカ・スピアさん(29)。体に複数の銃弾を浴びていたという。

元夫妻は5歳の娘マヤ・ヴェリスちゃんを連れて家族旅行を楽しんでおり、この夜はカリブ海に面したプエルトカベヨからトヨタカローラ車で高速道路に乗り南に移動。バレンシアに向かっていたと見られている。2人の遺体はバレンシアに移され、負傷したマヤちゃんは祖父母が見守る中で病院にて治療を受けているが、両親が目の前で殺されたことに深いショックを受けているもようだ。

2人は結婚4年で昨年に離婚しており、モニカさんは女優を目指して米国に進出。この時は休暇でベネズエラに里帰りしていた。またトーマスさんはイギリス国籍ながら7歳で両親とベネズエラに移住しており、同国の治安の状況に無知ということはないが、バレンシア署は「夫妻は強盗団に抵抗した可能性がある」と指摘している。近年首都カラカスは特に危険だと言われており、殺人により命を落とす人の割合が2011年には人口10万人当たり98.7人を記録。凶悪犯罪多発地域として世界ワースト6位に位置しているという。

※ 画像はFacebook/Monica-Spearのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)