昨年2月に初出演したバラエティ番組で、喋り方や身振りが「ローラにそっくり!」と話題になったタレントの水沢アリー(23)。だが彼女はローラの“ものまねタレント”として、芸能界デビューしたわけではない。あくまでも似ているだけで“ローラの二番煎じではない”と言い張りタレント活動を続ける水沢を、伊集院光(46)は「わらしべ長者」だと称した。
「水沢アリーさんを見ると、“芸能界ってチョロいな”って」。1月20日深夜放送の『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で伊集院は、2013年のテレビ番組出演が100本以上になるまでの売れっ子となった水沢に対して本音を口にした。最初は仕事があるだけでも有り難く思い、名が知られるようになっても競争が激しい芸能界で必死の思いで生き残る努力をしなければならないのは、多くの先輩らから伝えられてきた。「俺も一生懸命、何とかやってきたんだけど」との自負がある伊集院だったが、昨年に突然出現した水沢アリーの活躍ぶりを身近で見ていると、やるせない気持ちになるらしい。彼女は知人の紹介で現所属事務所の社長と出会い、それから2週間後にはテレビ番組に初出演したとされている。その番組でタメ口と個性的な言動で大人気のローラに“そっくり”だと話題になり、あれよあれよという間にバラエティ番組に引っ張りだことなった。そして年明けには、現役Jリーガーとの交際が明らかになるという華やかなプライベート。こうした流れから、伊集院は「この“わらしべ長者”っぷり、スゴくない?」と、驚き半分呆れ半分というようなコメントを残している。
その水沢アリーのローラ“二番煎じ”問題に真っ向から切り込んだのは、過去にローラとの熱愛が報じられたくりぃむしちゅーの有田哲平(42)である。自身がMCを務める1月17日深夜放送の『有田のヤラシイハナシ』(TBS系)で有田が「ローラをパクってんでしょ?」と水沢に詰め寄るも、「パクってない、全く」「私“オッケー”は絶対にやらない」と自信満々に答える。一度もローラに会ったことが無いと明かし、“周りの大人たちが会わせないようにしている”と不思議そうな水沢。有田が「それが(ローラのパクリだってことを)語っているじゃない」と突っ込んでも、真似ていると認めないばかりか最後には「一緒に頑張ろうね」と明るくローラにエールを送っていた。
本家のローラは2014年、テレビの露出を減らしてモデル活動を主体に歌手活動に力を入れるとの一部報道がある。そうなれば、今後はローラの“タメ口・タレント”キャラの後継者として、水沢アリーの需要が高まる可能性があるのではないだろうか。加えて彼女は番組スタッフへの対応が丁寧で評判がよく、ローラクラスが断るような番組にも快く出演していたのが昨年の露出増につながったらしい。自分がどう見られているのかを逆手に取って余裕の受け答えをする水沢アリーに、底知れぬしたたかさを感じたのは記者だけではないはずだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)