エンタがビタミン

writer : eri

【エンタがビタミン♪】『明日、ママがいない』。視聴者から「終了の必要ない」「綺麗ごとばかりじゃない」。

1月15日からスタートしたドラマ『明日、ママがいない』。児童養護施設が舞台となっており、親子・家族のあり方が問われるストーリーとなっている。このドラマで主役を演じている芦田愛菜の役柄が、赤ちゃんポストに預けられた子供という設定で「ポスト」というあだ名が付けられている。このことに対して、「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を設置する慈恵病院は16日、児童養護施設の子供や職員への誤解と偏見を与えるとして、日本テレビに放送中止を申し入れたとニュースにも取り上げられた。しかし、視聴者からは「頑張って下さい」と応援する声が多数寄せられているのだ。

児童養護施設を舞台にしたドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)。親に捨てられた子供や、様々な事情があって施設に預けられた子供たちを中心に描かれた内容となっている。

第1話では、母親が事件を起こして警察に逮捕されたため、児童養護施設に預けられることになった少女・真希(鈴木梨央)が施設のリーダー的存在のポスト(芦田愛菜)、ピアノが上手なピア美(桜田ひより)、家が貧しいボンビ(渡邉このみ)と出会う。赤ちゃんポストに預けられていたことで「ポスト」と呼ばれる少女は、母親の顔も知らないからか、真希に気遣いのない言葉を投げかける。

施設の子供たちは良い里親に引き取ってもらい新しい家族と幸せになることだけを願っていたが、真希はその考えに違和感を覚える。母親が必ず迎えに来てくれると真希は信じていた。しかし、母親は真希より男を選ぶ。結局真希は捨てられる形となり、施設でポストたちと生きていくことを誓ったのだ。

このドラマの中で、施設長・佐々木友則(三上博史)が子供たちに「お前たちはペットと同じ」、「犬でも芸をするのだから、お前らも泣け」と泣いた子から食事をしていいというシーンがあった。さらに、赤ちゃんポストに預けられていたから「ポスト」というあだ名をつけることについて「児童養護施設のイメージが悪くなる」、「赤ちゃんポストに預けられた子供が偏見を受ける」といった批判的な意見も出ている。これらのシーンから、慈恵病院はドラマの放送中止を要請したと考えられる。

しかし多くの視聴者からは、「過激な内容でしたが、ドラマを終了する必要はないと思います。人生、綺麗ごとばかりじゃない」、「抗議なども出ているようだが、負けずにドラマで描きたいこと、やろうとしていることを貫き通して下さい」と応援する声が寄せられているのだ。

また、「子供たちの演技が上手すぎる」、「芦田愛菜ちゃんの演技力はさすが」、「圧倒的な存在感の三上博史さんは流石」、「魔王役は三上さん以外には考えらない」と子役からベテランまで演技力が凄いと絶賛の声も多く見られる。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)

【エンタがビタミン♪】『明日、ママがいない』。視聴者から「終了の必要ない」「綺麗ごとばかりじゃない」。