エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】IMALU、リズムとテンポの違いが分からず「最悪!」と叫ぶ。

最近は教養や一般常識を芸能人に問うだけではなく、正しい食事の作法やどれだけ美しい文字が書けるかなど、様々なテーマで競わせて専門家が判定するという番組が増えてきた。今回ある番組で「リズム感」をテーマにした企画に、現役ミュージシャンの和田アキ子とIMALUが参戦。だが結果は、2人ともお笑いタレントや俳優に完敗するという恥ずかしい結果となった。

11月7日放送の『プレバト!!』(TBS系)2時間スペシャルでは、リズム感・表現力・芸術センスを抜き打ちテストしランキング形式で結果を発表した。様々な分野で破壊力のある結果を残す長嶋一茂や、いつも凡人中の凡人だと称される磯野貴理子、そして今回はスペシャル版ということで和田アキ子もゲスト出演していた。

「リズム感アリナシ査定」は難易度別に用意された曲に合わせ、カスタネットでリズム取るテストである。判定するのはピアニストの清塚信也氏。挑戦者はお笑いタレントや俳優、そしてミュージシャンなど合計10人である。

まず清塚氏が多くの挑戦者にコメントしたのが、“リズムとテンポは違う”という指摘である。テンポはどの楽曲にもある「一定の間隔で刻まれる脈のようなもの」、リズムは「そのテンポの間に音を刻む」ことだという。リズム感のある人はテンポの間で、自由にリズムが刻めるそうだ。素人には、このテンポとリズムの違いが分からない人も多いらしい。

だが、まさにIMALUがどの難易度の曲もカスタネットでテンポを叩いているだけだったのだ。和田には「IMALU、これはアカンで」と驚かれ、清塚氏からは「ミュージシャンでも、リズム感があるとは言えない」と、冷静なコメントが出されてしまう。ランキングでもIMALUは10人中第5位という平凡な結果になり、本人は思わず「最悪!」と叫んでいた。

一方、リズム&ブルースの女王といわれる和田は第3位。上位ではあるが、俳優とお笑いタレントに次ぐ順位では面目丸潰れである。清塚氏は「“頭で考えずに自然にリズムが刻める”のはさすがだ」と感心したが、体を動かした表現がこのテストではマイナス査定となったようだ。視聴者を楽しませようとしたプロしての演出が、アダになってしまったのか。

清塚氏が特に褒めていたのが、ほっしゃん。である。第2位ではあったが、清塚氏はツイッターでも「リズム感には驚かされました。仕事への真摯な姿勢というのが出ていた気がします」とベタ褒めである。確かにどんなに曲の難易度が上がろうと、テンポの間にリズムを正確に刻める腕前は“ミュージシャンレベル”だとの評価もうなずける。

ちなみに最下位はスタジオの大方が予想した通り、長嶋一茂。彼が演奏しているVTRを見る清塚氏は眉間に皺を寄せ、「騒音ですね。何ひとつ合っていない」と怒りさえ感じるコメントを発していた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)