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writer : maki

【エンタがビタミン♪】指原莉乃が小学生に“AKB48になる方法”を伝授。「順位付けされることに慣れろ!」

HKT48の指原莉乃がテレビ番組『笑っていいとも!』で小学生100人を相手に“AKB48になる方法”を教えた。その後で、SMAPの香取慎吾も“SMAPになる方法”を逆説的に冗談で授業したが、2人の話には共通点があったのだ。それは「順位付けされることに慣れろ」ということだった。

10月14日の体育の日に放送された『笑っていいとも!』(フジテレビ)では祝日企画「史上初! 客席の小学生100人にレギュラー陣が生授業SP」が行われた。その中でAKB48経験者の指原莉乃とSMAPの香取慎吾がアイドルになるために必要な心構えについて授業した。

指原莉乃によると“AKB48になる方法”には3つのポイントがあるという。1つめは「歌とダンスは練習する必要は無い」という大胆なもので、彼女がAKB48に入る前にファンとしてアイドルを見たときに「踊れない子の方がカワイイ」と思ったことがその理由だ。さらに指原は「最近はおじさんのファンが多く、おじさんは(歌やダンスが)できない子の方が『全然ダメじゃん』と逆に可愛く感じるらしい」と持論を語った。

2つめは「人見知りをなくすこと」で、特に握手会ではファンの目を見ないと『何なんだこの子?』と不満に思われてしまうからだ。指原もAKB48に入った当初は人見知りで「コンサートでも上ばかり見て歌っていた」が、人の目を見ることができるようになって今があるという。

そして、3つめが「順位付けされることに慣れる」ことだ。AKB48選抜総選挙で自分の順位がテレビで発表されるのはやはり過酷で辛い。今のうちから運動会で順位付けされたり、テストでビリになっても頑張れる精神力が必要なのだ。

その3つを話した指原が「分かったかな!?」と呼びかけると小学生の反応はあまりなかったが、保護者の女性が元気に手を上げていた。母親として彼女の主張に感じるところがあったのだろう。「お母さん、ありがとうございます!」と指原も嬉しそうだった。

彼女の次に授業を行った香取慎吾は「実は何を話すか考えていなかった」と明かして“SMAPになる方法”について語った。基本は指原莉乃の主張を逆目線で見て「歌と踊りは死ぬ気で一生懸命に練習しろ」や「人見知りは気にするな」というパロディ的なとらえ方に思えた。

しかし、その中身は「歌も踊りもどれだけ練習しても完璧にはならない。だからこそ常に一生懸命練習する必要がある」、「人見知りでも気にせずにバリバリ頑張っていれば、そのうち人見知りではなくなる。それでも本当の人見知りは芸能界から消えていく」という厳しいものだ。

香取が3つめに語ったのは指原の逆を説くはずが間違えてしまい「順位付けされることを気にしろ」というやや同じ内容になった。しかも香取は「テレビの視聴率や映画の興行収入も、儲からないとどうにも先に進めない。CDも好きに出してちょっと売れて生き残れるような甘い世界ではない」といった、芸能界の現実的な部分まで明かしている。

アイドルになりたいかはともかく、子ども達も2人の話に熱心に耳を傾けていた。数年前には“運動会の徒競走で順位をつけない学校が増えている”と話題になり、順位をつけない教育方針について賛否が出たが、アイドルも“順位付けされること”の必要性を語る世の中になってきたようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)