「いくら人気雑誌でも『Vanity Fair』のカバーガールの仕事は拒否するわ」。女優のグウィネス・パルトロウが鼻息を荒くしている。しかもフォトショップ加工が取り沙汰されることを嫌って、という理由ではない。一体何が彼女を怒らせてしまったかというと…!?
女優グウィネス・パルトロウ(40)について、『ニューヨーク・タイムズ』紙がこのほどちょっと興味深い話を報じた。幾度も表紙を美しく飾り、特集記事が組まれ、長いインタビューにも応じてきたというのに、今の彼女は人気誌『Vanity Fair(以下VF)』に強い敵対心を抱いているというのだ。
実は今年6月、VFは笑顔のブラッド・ピットを表紙に載せるも、記事においては話題の作品『ワールド・ウォーZ』の製作に関する厳しい真実を暴露していた。配給元「パラマウント映画」の重役による、“製作費が2億ドルにもなったのは、出来上がったものを見た私たちがその結末に満足しなかったから。最後の40分間についてスクリプトが書き直され、撮り直しが必要になってね。ブラピの意見も聞きたいものだよ。原作ともまったく雰囲気が違う映画だしね”という、皮肉を込めた発言を紹介していたのだ。
これにはハリウッドの関係者からも、「話題の作品が劇場公開になる前にこんな調子で大丈夫か」と心配やら批判の声が相次いでいたが、グウィネスもどうやらこれに憤慨したもよう。ハリウッドの複数の友人に対し、“もしもVFからコメントを求められても絶対に応じない方がいいわ。彼らは私を表紙に載せようとしているみたいだけれど、私はそれもイヤ。あなたもVFなんて相手にしないほうがいいわよ”とメールで訴えたとのこと。ちょっとしたストライキ、かつ営業妨害と言えそうだ。
もっともVFの凄腕編集長グレイドン・カーター氏をはじめ、同誌の優れたライターたちが長年かけて築き上げてきたハリウッドセレブらとの関係は何があっても不動。グウィネスからのメールゆえにこの有名雑誌の仕事を断る人などいるまい。それより気になるのは、グウィネスをそこまで駆り立てた動機である。 何かの正義感か、それとも元婚約者ブラピに対する愛情か…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)