いかにもそうだろうと思われてきた俳優ばかりか、まさかと思うような意外な俳優までゲイを告白している近年のハリウッド。次にカミングアウトがあるのは、人気俳優のジェームズ・フランコではないかという説があるが…。
このほど俳優のジェームズ・フランコ(35)が、米人気ニュースサイト『The Daily Beast』とのインタビューに応じた。勉強オタクとして知られ、芸術学部系の博士号取得を狙い有名大学に次々と通ってしまうフランコらしく、映画、芸術、人生などについて熱っぽく持論を展開した。
実はフランコ、1週間ほど前に『COMEDY CENTRAL Roast of James Franco』という番組にターゲットとなるゲストとして出演していた。そこではビル・ヘイダーやジョナ・ヒルらに、“これだけ素敵なのに女性との関係をうまく築けないお前はゲイ”とこっぴどくからかわれたが、フランコは抵抗ひとつせず言われるがままニコニコしていた。そんな彼について世間もゲイ疑惑を募らせている中、本人はこう語っている。
「好きに言ってくれていいよ。僕はゲイでOK、別に恥ずかしいことでもなんでもないからね。だからあの番組でも彼らに抵抗しなかった。世間が僕をゲイだと思うようになったとしても、全然気にしないよ。叶うものなら僕だってゲイに生まれてみたかった。だって素晴らしいじゃないか!」
ここまで言ってしまったフランコ。2011年には『Entertainment Weekly』誌に「ねぇ、多分だけれど…僕はゲイかもしれない」と発言したことは有名であり、あれから2年経つが、願望にも似た彼のそのゲイ意識は枯渇していなかった様子だ。もっとも少し前には『スプリング・ブレイカーズ』で共演した女優アシュレイ・ベンソンとの熱愛が発覚しており、むしろバイセクシュアルだという意見もある。
フランコの大ヒット作品の一つに2009年の映画『ミルク』がある。ここでフランコは、俳優ショーン・ペンが演じた“ハーヴィー・ミルク”が惚れ込んでしまう年下のゲイの青年、“スコット・スミス”を熱演していた。この時以来、彼の中で何かがムクムクと頭をもたげてきたと考えるべきであろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)