アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】砂糖だと思った。1歳と2歳の兄妹が猛毒を食べて死亡。(南ア)

砂糖だと思い会社からこっそり持ち帰った白い顆粒は、実は猛毒であった。ケープタウン空港の近くにあるタウンシップに住む1歳と2歳の兄妹が、隣家からもらった砂糖と思われる粉を食べた直後に死亡した。警察では毒の種類の特定を急いでいる。

南アフリカのケープタウンで7月20日土曜日の朝、母親が子供たちのためにおかゆを作った。南アフリカではおかゆに砂糖をかける習慣があるため、ちょうど砂糖を切らしていた母親は隣家から借りようと考えた。

夜勤から帰ったばかりの隣家の住人は、「(砂糖は)鞄に入っているからどうぞ」とだけ言い残して寝てしまった。ご近所付き合いでいつも何かしら貸し借りしていた関係なので、気軽に砂糖の入ったスティックを持ち帰った母親は、これをスプーン1杯ずつおかゆにかけて子供たちにあたえた。このとき1歳の娘と2歳の息子はおかゆを半分ほど食べた。その直後に2人とも体調が急変、激しい痙攣と口から泡を吹いたため急いで病院へ運ばれたが、搬送後に死亡した。

警察の調べによると、砂糖だと思っていたものは毒物の一種であり、検死で毒物の種類を特定する予定である。2人の子供の母親同様に強いショックを受けたのは、砂糖を入手した女性だ。彼女は清掃会社で夜勤をしており、その会社で砂糖らしきものが入っているスティックを勝手に持ち出してきたのだった。女性は砂糖か塩だと思って盗んだと供述している。スティックの中には一見砂糖のような白い顆粒が入っており、スティックの横には「使用前によく混ぜること」と書かれてあった。この女性は「(勝手に持ち帰ったのは)今回だけだった」と話しているという。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)