AKB48の32枚目シングル『恋するフォーチュンクッキー』が初日に109.6万枚を売り上げて、AKBグループのシングルとして歴代3位の記録となった。指原莉乃のGoogle+にはファンから初日ミリオン達成の祝福コメントが届いており、前田敦子がセンターを務めてレコード大賞にも選ばれた『フライングゲット』の初日売上枚数を超えたことに感慨を持つファンもいる。初日売上でシングル歴代3位となった『恋するフォーチュンクッキー』は指原がセンターを務めていることも含めて、それ以上の意味があるといえそうだ。
AKB48のシングルで、初日にミリオンを達成したのは5曲となる。今年の5月にリリースされた『さよならクロール』(初日売上145.1万枚)と昨年5月発売の『真夏のSounds good!』(117.1万枚)に続いて、『恋するフォーチュンクッキー』が初日売上枚数記録で3位となった。続いて4位に『風は吹いている』、5位に『フライングゲット』が入る。
しかし『さよならクロール』と『真夏のSounds good!』には、その年のAKB48選抜総選挙の投票権が封入されていた。その状況を考慮すると、『恋するフォーチュンクッキー』が3位につけた凄さがよりいっそう感じられるのだ。『指原莉乃 Google+』に寄せられた祝福コメントにも、「あっさんの『フライングゲット』を超えて1位発進とは感慨深い」という内容があった。
『フライングゲット』は前田敦子が選抜総選挙で1位となったことで歌ったセンター曲であり、『恋するフォーチュンクッキー』と近い条件でリリースされたシングルである。そうした意味で、同曲はシングル初日売上で1位の実力があると見てもよいだろう。
当の指原は『恋するフォーチュンクッキー』のリリース日に、Google+で「最初は1位が指原でいいんだろうかと不安だったけど、1位のポジションで歌えるのは総選挙シングルだけなので、最近はすごく楽しんでます!」と心境を伝えている。彼女自身の気持ちが揺らいだこともあってか、「1位、嬉しくないんですか?」と問われて悲しい思いもしたらしい。「誤解をされてしまうことも多いので、喜びを素直にあらわにすることがあまりできない」と説明しており、『天狗になっている』などの評判が立つことを怖れて感情を出し切れなかったようだ。
彼女がまだ、初日ミリオンの情報は知らない段階でのことだ。指原は総選挙で1位になったことについて「1位、ほんとーに嬉しいしお仕事増えたのもほんとーに嬉しいです! ひゃっはあ!!」と本音を叫んでいる。最近はバラエティへのソロ出演が減って寂しいが、AKB48やHKT48の仕事が増えたのでそちらも頑張りたいという。「公演にもバラエティにも、もっとでたいです!」と総選挙1位となってもまだまだ貪欲なのだ。そんな指原莉乃の初センター曲として、『恋するフォーチュンクッキー』の人気もまだまだ上昇しそうである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)