JOYSOUNDの週間カラオケランキングで、AKB48の新曲『恋するフォーチュンクッキー』が3位に急浮上していることが分かった。集計期間は8月12日~18日なので、今年のお盆にカラオケで同曲を楽しんだ若者が多かったようだ。まだ発売日を前にこれほどの人気を見せていることから、ファンの間では早くも“レコード大賞”の有力候補という話題が出ている。
AKB48の32枚目シングル『恋するフォーチュンクッキー』が8月21日にリリースされたが、それよりも一足早く通信カラオケJOYSOUNDが同曲を配信しており人気となっている。2013年8月12日~18日に集計した週間ランキングで、前週の26位から3位に躍り出たのだ。AKB48の楽曲でカラオケの定番とされる『ヘビーローテーション』が16位ということからも、その人気振りが分かる。
『恋するフォーチュンクッキー』は80年代に流行したディスコ調のダンスナンバーであり、「誰もが踊れるダンス」が売りだ。ファンから「おにぎりダンス」と呼ばれるパパイヤ鈴木による馴染みやすい振付けも、人気の要因といえそうである。
同曲の振付けをAKB48のスタッフが踊った“恋するフォーチュンクッキー STAFF Ver. ”や“サマンサタバサグループ STAFF ver.”がYouTubeで公開されて話題となった。さらには世界各国のファンが踊った“恋するフォーチュンクッキー FAN Ver.”も登場して、その質の高さからAKB48公式と認められたほどだ。
発売前から「恋チュン」や「KFC」の愛称で親しまれるこの曲がカラオケで3位となった快挙は、AKB48ファンのサイトでも紹介されており「お盆に親戚とカラオケで歌ったとき盛り上がった。子供からおっさんまで踊ってたで~」と実際に歌ったファンのコメントも届いた。「恋チュンやばいな…AKBの新たな代表曲になるぞ、これは」という評価もあり、「レコ大はいただき」、「有線もいただきじゃー」と年末の音楽賞の話題まで飛び出している。
『恋するフォーチュンクッキー』は“タナソー”こと田中宗一郎氏など音楽業界人からも高く評価されており、踊りやすいダンスと共にそのサウンドも「聴けば聴くほど良い」という感想を耳にする。当初は「指原莉乃のセンター曲」として注目を集めたが、それに加えてAKB48の歴史に残る名曲となりそうな予感だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)