大好評だった『アメトーーク!』の“本当はスゴイ!!松村邦洋”。実はこの企画、番組にも出演していた千秋が制作側に直訴して企画が通ったものだとブログで明かしている。彼女は以前から、松村に対する世間の評価が低すぎることを嘆いていたのだ。
7月11日放送の『雨上がり決死隊のトーク番組 アメトーーク!』(テレビ朝日系)の観覧席に座る若い女性たちは、大流行した松村邦洋のネタ「バウバウ」や彼がラジオ番組『オールナイトニッポン』で人気パーソナリティだったことも知らない。番組内で彼の芸人ヒストリーが紹介された時、2009年3月に参加した東京マラソンで一時心肺停止状態になったエピソードに、「あぁ~」と声があがったくらいであった。
6月23日の千秋のブログ『苺同盟』では、“アメトーク”と題して「デビューの頃からお世話になっている、ある芸人さんの素晴らしさを伝えたい」と、彼女が番組に直訴して松村の特集企画が通ったことを伝えている。
この時点では松村の名を明かしていないが、千秋は最初のテレビ番組のレギュラーで共演したのが彼だったそうだ。それは生放送の深夜番組で、いろんなジャンルから多数のタレントが出演していた。当時の松村は人気絶頂のお笑いタレント、新人の千秋から見れば雲の上の存在だろう。その松村から「君は絶対売れるね」とずっと声をかけてもらったことで、芸能界で生きていく自信がついたという。
「天才と変人といい人のはざまにいる、まさに紙一重の素敵な芸人」という松村の魅力が、番組で伝わることを熱望していた千秋。放送後ネット上には、松村を称賛するコメントで溢れている。特に若い世代には、俳優・松田翔太がドラマで演じた後白河法皇のモノマネが大好評だったようだ。
たった1時間の放送であったが、松村の変人ぶりから見返りを求めない彼の優しさが伝わるエピソード、そして芸人としての確かな実力がよく分かる編集だった。長年の願いがやっと叶った千秋が、満足する内容だったことを祈る。
(TechinsightJapan編集部 みやび)