エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「撮れやっ!」SOPHIA・松岡充が“ライブでマジギレ”した件を詫びる。

ロックバンドSOPHIAのボーカル、松岡充が過去のライブで観客にマジギレした一件をテレビ番組で明かした。彼はライブ中に写真を撮影していた観客を見つけると、客席に飛び降りてその女性に迫った。さらには別の観客のカメラを壁に叩きつける状況にまで発展した。彼がそれほどまでに激昂したのは、ある背景があったようだ。

1994年に上京してインディーズデビューしたSOPHIAは、翌年にメジャーデビューを果たした。中心的な存在となるボーカルの松岡充も41歳となった。その彼が6月12日の音楽バラエティ番組『1番ソングSHOW』に出演して、「まだ、若くてとんがっていた」頃のライブでのエピソードを明かしたのだ。

松岡は日頃から「ライブの入場口でカメラやテープレコーダーを持っていないか調べるのが、すごく嫌いだった」という。そこで彼は「自分のライブではチェックをやめよう。自由にしてもらえればいい」と考えて、SOPHIAのライブではチェックをしないことにした。ところが彼の真意とは裏腹に、「写真を撮ってもOKなライブだ」という認識だけが強くなってしまう。SOPHIAのライブではフラッシュをバチバチ焚かれるのが名物のようになっていたのである。

そんなある日、松岡は本当に大切なバラードを歌う前に「お願いやから次の曲だけはカメラを置いて、心で聴いてください。心を込めて贈りますから」と観客へ呼びかけた。そしてイントロが始まり、歌に入った瞬間だ。「パシャっときたので、カチンときた」と松岡はその当時を振り返る。彼は観客の中から探し出すと、「あそこや!」と客席に飛び降りて行った。

松岡は写真を撮った女性の前に立つと、自分の顔を近づけて「撮れやっ!」とすごんだ。すると後ろにいた男性客が、腕を伸ばしてその姿を“パシャ”っと撮ったのだ。「ブチッときた」松岡はその男性のカメラを奪い取り、壁に叩きつけてしまう。「パリーン」という音がして、さすがにやり過ぎと感じた松岡は「ゴメン、大人げなかったです」と言ってステージを再開したのである。

「その時からずっと謝りたいと思ってきた」とスタジオで語る松岡はカメラに向かって詫びていたが、周囲からはその表情やしゃべりを「まだ、怖いよ」と指摘されていた。

SOPHIAは現在行っている全国ツアーをもって、活動休止を発表している。現段階での最終公演は8月12日の日本武道館となっており、それまで彼らのライブに参加するファンは写真撮影には十分配慮した方が良さそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)