エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「アイドルに負けたら世界の終わり!」“太鼓の達人”で、ももちがセカオワに挑戦。

バラエティ番組『関ジャニの仕分け∞』の人気企画「“太鼓の達人”リズム感対決」で前代未聞の結果が出た。赤松芳朋(SOPHIA)が持つ歴代最高得点を大幅に超える得点が叩き出されたのだ。この日は「リズム感対決 女王No.1決定戦」と題して、女性ドラマーやバンドメンバーにアイドルが参戦。太鼓は得意なはずのドラマーが次々と敗れる波乱が起きた。

関ジャニ∞の大倉忠義は数々のバンドメンバーやアーティストとゲーム“太鼓の達人”で対決して、偉大なる22連勝を成し遂げた。だがそれを阻止したのが、バンドSOPHIAのドラマー赤松芳朋である。彼が叩き出した歴代最高得点“87万4100点”が、5月25日の『関ジャニの仕分け∞』で破られようとは誰が予想しただろうか。

参戦したのはシシド・カフカ、7!!(セブンウップス)のMAIKO、SCANDALのRINAといったドラマー3人とSEKAI NO OWARI(セカオワ)でピアノ担当のSaoriに、アイドル界からBerryz工房の“ももち”こと嗣永桃子と福岡のアイドルグループ・LinQの高木悠未だ。

ドラマーとアイドルで勝負になるのかと思われたが、初戦から意外な結果となった。シシド・カフカと対戦したLinQ高木は開始前に心境を聞かれて、「緊張でのど○○こが出そうです!」と発言。「アイドルが何いうてんの?」と関ジャニ∞メンバーから心配された。

だがLinQ高木はノーミスで、60万8900点を出してシシド・カフカを破ったのである。5月27日の高木悠未のブログ『ゆうみんのお話聞いてなのだ』で、彼女は「太鼓の達人、ほとんど素人だったので練習たっくさんしなきゃで、プレッシャーに弱くて怖くて具合が悪くなることもしばしばあった」と明かしており、相当な練習を積んだようだ。

続く対戦では、7!!のMAIKOが「沖縄出身なのでエイサーとかで太鼓は叩いてきた」と自信をのぞかせたが、セカオワのSaoriも「勝ったらマネージャーがオフをくれるというので頑張ります」とモチベーションを上げた。結果は1打目をミスしながらも「あれで緊張がとれた」というSaoriが80万5330点という高得点を叩き出して勝った。この時点で、すでにドラマーが2人敗退する波乱が起きたのだ。

残るドラマーはSCANDALのRINAだけとなった。その彼女がノーミスで83万5840点を出す凄いパフォーマンスを見せると、対戦したLinQ高木はプレッシャーからかミスを連発してしまう。それでも63万7090点を出したが、敗退してしまった。残るアイドルは“ももち”のみとなったのである。

“ももち”が対戦したのは、優勝候補と思われたセカオワのSaoriだ。関ジャニ∞メンバーから「勝てる自信は?」と聞かれた“ももち”は「バンドさんなわけですから、アイドルの私に負けたらそれこそ“世界の終わり”ですよね」と挑戦的な言葉を吐いたが、これがSaoriに火をつけてしまうのだ。

Saoriは難曲の「歩いていこう」(JUN SKY WALKER(S))をノーミスでクリアすると、66万2280点を出して“ももち”を破った。“ももち”も「表情が変わった!」と関ジャニ∞から声があがるほど真剣に叩いて50万2420点を出して善戦したが、残念ながらアイドルは2人とも敗退してしまう。

決勝戦はSCANDALのRINAとセカオワのSaoriが対戦。超難関曲の「ファッションモンスター」(きゃりーぱみゅぱみゅ)を演奏したが、なんとRINAが太鼓のバチを逆に持ってしまい、咄嗟に持ち直して打ち始めるが出足で3ミス、合計で4ミスしてしまうのだ。後攻のSaoriはミス1回にとどめた。

ところが蓋を開けるとRINAが89万680点でSaoriが79万2270点となり、RINAが優勝した。しかもその得点“89万680点”は歴代1位だった赤松芳朋(SOPHIA)の“87万4100点”を上回ったのである。RINAがその結果に感激して目を潤ませると、SCANDALのメンバーも「練習でも出したこと無かったです」と驚いていた。

前代未聞の最高得点が出て盛り上がるスタジオで、大倉忠義だけは「レベルがドンドン高くなっていきますね」と暗い表情を見せた。果たして、彼が再び王者になる日は来るのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)