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writer : maki

【エンタがビタミン♪】どうなるAKB48“指原幕府”。大島優子との「ロック過ぎる」密談の中身が鍵か。

大方の予想を覆してAKB48のセンターとなった指原莉乃。速報後から各方面で「指原が1位になったらAKBが崩壊する」といじられていたが、本当に1位に輝いた彼女は「絶対にAKB48を壊しません!」と宣言した。そんな指原にセンターの座を譲って、2位に甘んじながら「涙も出ない」、「腹を抱えて笑った」という大島優子との関係が今後のAKB48に大きく影響しそうだ。

日産スタジアムで司会を務めた徳光和夫は、1位となった指原莉乃に「博多から 指原幕府が 誕生し」と川柳を贈った。彼女がタモリと約束したというおなじみのフレーズ「AKB48もいいけど、HKT48も応援してくれるかな?」と7万人に呼びかけて、喜びに溢れる姿に徳光もその詩が浮かんだのだろう。

AKB48の新選抜メンバーは指原がセンターとなった盛り上がりで影が薄くなった感もあるが、大きく様変わりしそうな要因が目白押しだ。

SKE48からは圧倒的なキャラクターを持つ須田亜香里が初の選抜入りを果たし、松井珠理奈、松井玲奈の2人がついに神7入りした。NMB48の山本彩と渡辺美優紀も念願の選抜入りを果たしている。

山本彩も松井玲奈もこれまでのように遠慮せずガツガツいきたいとコメントしており、SKE48とNMB48のカラーがぐっと強くなりそうだ。NMB48を兼任していた横山由依も、2人の選抜入りに良い刺激を受けるだろう。

本家AKB48では島崎遥香が選抜入りしており、周囲に流されない彼女がどのように個性を伸ばすかが注目される。一方で、卒業を発表した板野友美と篠田麻里子や「SNH48、1本で行く」ことを宣言した宮澤佐江は「最後の選抜」のつもりで臨んでくる。

高橋みなみは「総監督という立場を考えて、今回の出馬に迷った」というだけに、改めて選抜入りした意味を考え直すはずだ。純粋にパフォーマンスを楽しむというアイドルの基本に戻るのではないか。

小嶋陽菜は今回の速報で20位となったことがさすがにショックだったという。次の総選挙では同じような思いをしないように、彼女の意識もマイペースながら変わってくるかもしれない。

そして、気になるのが4位の柏木由紀と3位の渡辺麻友である。渡辺麻友は1位となれなかったことへの悔しさを率直に言葉にしていたが、柏木由紀も「後々に語られるようなアイドルになりたい」という夢を目指してセンター取りに燃えているはずだ。そんな2人にとって大島優子は絶対的なエースとして受け入れられても、指原莉乃へのライバル心は並々ならぬものがあるに違いない。そのエネルギーが良い方向に作用すればAKB48は大きく飛躍するだろう。

今回の選抜総選挙で5月22日に開票速報が流れると、AKB48ファンを名乗る芸能人や有識者、そして占いタレントなどの多くが「指原莉乃の速報1位は、ファンが『スタートで盛り上げてやろう』と票を大量に入れただけで、本番では大きく下がるだろう」と予想していたものだ。

ところが指原莉乃は15万570票という前代未聞の得票数で、2位の大島優子の13万6503票に大差をつけて1位の座に輝いたのである。その常識破りの結果に大島優子も「涙さえ出ない、こんなに腹を抱えて笑う総選挙は初めて」とまったく落ち込む様子を見せなかった。

2位としてコメントした大島は「AKBのために何が一番できるかと考えて、私がセンターにならないこともAKBのためにいいのかな」と思っていたので、今回の発表では緊張しなかったと話している。そして1位となった指原は彼女に「優子ちゃん、変な曲になったらどうしよう?」と問いかけると、大島は「変な曲でもさっしーが真ん中だから大丈夫」と冗談交じりに笑うと「両脇を私とまゆゆが固めるから」、「支えます」と答えた。

思えばAKB48がテレビに出演し始めた頃に、変顔やものまねでアピールしたのは大島優子だった。彼女がバラエティ番組で作った実績があればこそ、指原莉乃も活躍できたといえるだろう。「さっしーがセンターになったらコミカルグループになりそう」と苦笑する大島だが、実は自分ではできなかったことを指原ならばやってくれるのではと期待しているようでもある。

そんな関係にある2人の注目すべき姿が、フジテレビの『AKB48第5回選抜総選挙 生放送SP』で映し出された。それは日産スタジアムでイベントを終えてステージ裏に集合したAKBグループメンバーに総監督・高橋みなみから、まとめとあいさつが行われた後のことだ。

大島優子と指原莉乃が向かい合って何かを話している場面が映ったが、スタジオのトークに掻き消されて良く聞き取れなかった。辛うじて判別できたのは、おそらく次のような内容だ。

大島が「私はもうないからさ~」ということを笑いながら話すと、「えー、大丈夫かな?」と指原が目を丸くする。すると大島が頭上のマイクを見て「やぱい、これ高性能マイクだったら超やばいんだけど!」と焦ったのだ。2人の密談は終わり、指原が内容が分からないように「すごいロック、言うことが!」と口にすると、大島も「ロック!」と叫んだ。さらに指原が「優子ちゃんロック過ぎて!」と興奮していたのである。

密談とはいえ2人とも楽しそうに会話しており、その内容が深刻ではなく明るいものであることが分かる。いったい、大島優子から指原莉乃に伝えられた「ロック過ぎる」こととはなにか。今後のAKB48に関わる内容とも思えるだけに気になるところだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)