タレントの矢口真里(30)の降板が所属事務所より発表されてから、初めての放送となった『ヒルナンデス!』。だが2時間の生放送の間に矢口の降板を説明することは一切無く、まるで最初からレギュラーとして出演していないような扱いであった。
矢口真里が『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)のレギュラーとして加入したのは、番組開始から1年が経った2012年4月からである。彼女はレギュラー加入前にも、よくゲストとして番組のロケに参加していた。
『ヒルナンデス!』はグルメや温泉、商業施設などを紹介するロケがとても多い。大抵は曜日レギュラーとゲスト1~2組の組み合わせで出かけている。当然、番組レギュラーが中心となり、ゲストに気を配りながらロケを盛り上げなければならないのだ。
この1年間で矢口は現場でのリポートを学び、タレントとして仕事の幅も広がったはずだ。番組スタッフは2年目に入った彼女のさらなる成長を、楽しみにしていたことだろう。その信頼と期待を、矢口は裏切ってしまったのである。
単発のゲストと違い、レギュラーを急に交代するのはそう簡単ではない。『ヒルナンデス!』は金曜日の女性出演者らの、年齢構成も考慮しなければならないだろう。
6月7日の放送ではミュージカルコンサートの宣伝で、矢口の元夫と同じ所属事務所の俳優が番組終了まで出演していた。それが理由で矢口の話題には触れられなかったのだろうか。
矢口がレギュラーで出演していた別の生放送の番組では、冒頭に彼女が降板する旨を簡単に説明している。『ヒルナンデス!』で何の説明もなかったのは、それほど矢口に怒りを覚えているのか。心なしかメインMCの南原清隆(ウッチャンナンチャン)が、この日の放送ではハイテンションだったような気がした。
(TechinsightJapan編集部 みやび)