今から1か月前にお伝えしていた、俳優ベン・アフレックが名門大学から名誉博士号を授与されるという話題。ついにその日がやって来た。黒のアカデミックガウンがそれは似合うベン。喜びのスピーチでは親友マット・デイモンの名も引き合いに出たようだ。
俳優としても映画監督としても、また慈善活動家としても高く評価され、家庭生活もすこぶる円満。ひたすら快進撃を続ける俳優ベン・アフレック(40)が25日、米ロードアイランド州プロビデンスにある名門アイビーリーグのひとつ、ブラウン大学に黒の角帽&アカデミックガウンという姿で現れた。
ブラウン大学ではその日、第245回目となるコメンスメント(卒業式=学位の授与式)が行われており、ベンはそこでクリスティーナ・パクソン学長より芸術学部の名誉博士号を授与され、本当に誇らしげな表情をみせた。
ハーバード大学の卒業生で教師をしていた母のクリス・アンさんも会場で見守る中、ベンは「これは私にとって大変栄誉なことです。学位を頂いたことも素晴らしいのですが、何といっても親友のマット・デイモンを超えたことが嬉しいです!」とスピーチし、人々の笑いをとった。マットの母ナンシーさんは大学教授でマットはハーバード大学を中退。しかしハリウッドの高IQ俳優として鳴らしている。
一方のベンは、オバマ大統領が2年間在籍したオクシデンタル大学(カリフォルニア州)とバーモント大学に通い、中東情勢について勉強。そこで学んだことは、昨年公開されて数々の賞を獲得した映画『アルゴ』に生かされたという。
アメリカの大学はどこも今がコメンスメントのシーズン。日本でいう卒業式は修了=終了というイメージがあるが、コメンスメントは“さぁ、ここからが人生の出発。私はこんな仕事につき、こんな風に人生を歩んで行きます”と今後の方向性を語る場となり、学び舎や友と離れる寂しさからセンチメンタルになる日本とは若干違うものがある。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)