米一流俳優にして、監督業も順調なベン・アフレック(40)。キャリアに申し分のない彼はすでに莫大な資産を築いているはずなのだが、4月29日より数日間、「1日の食べ物&飲み物に1ドル50セントしか使わない!」というかなり厳しい挑戦に踏み切ることにしたという。これには一体どのような理由があるのか。
1ドル50セントといえば、日本円にしてわずか150円足らずという金額である。1日の食事にこのわずかなお金だけを使う生活に、俳優ベン・アフレックが挑戦することになった。その目的は、今なお数多く存在する極貧国に対しての意識を高めること。ベンはその思いを以下のようにツイートしている。
「14億もの人々が現在、1日に1ドル50セント以下のお金で過ごしている状況です。僕は、コンゴ東部の皆さんのため、『Live Below the Line』というキャンペーンに加わる考えでいます。皆さんはどうですか?」
この『Live Below the Line』キャンペーンとは、人々の貧困に対する考え方に変化をもたらすべく始まったもの。一定期間だけ極貧国と同レベルの生活を経験することで、極貧とはどういうものなのかを身をもって理解しようとするものだ。
もう何年もの間コンゴにおける慈善活動に関わってきたというベンだが、このチャレンジは大変厳しいものになるはずだ。ちなみに「この生活を4月29日から5月3日まで続けてみましょう」とキャンペーンのサイトは呼びかけているが、豊かな暮らしに慣れ親しんだ者がそのような環境に耐え続けることは果たして可能なのか。「貧困とはどういうものか」を学ぶ機会にはなるかもしれないが、チャレンジに挑むには相当な覚悟が必要であろう。
ベン以外にも歌手ジョシュ・グローバン(32)らがこのキャンペーンに参加予定といい、その動きに大きな注目が集まっている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)