「キャサリン妃のような鼻になりたい」「アンジェリーナ・ジョリーのような唇にしたい」とセレブと同じような顔のパーツを求めて整形手術をする人は多い。しかしそれは何も顔だけではない。アメリカ形成外科学会（American Society of Plastic Surgeons : 以下ASPS）の発表によると、最近、体のあるパーツの整形を希望する女性が急増しているという。

この度ASPSが発表した年次報告書によると、この1年で約1万5000人以上の米国女性が“二の腕”の整形手術のリクエストをしたという。しかもその数は2000年に比べると40倍にも激増しており、現在二の腕の整形は、人気の整形箇所のひとつに躍り出たという。

さらにリクエストする女性たちが、「この人の二の腕になりたい」と挙げるセレブ女性はミシェル・オバマ米大統領夫人（49）と女優のジェニファー・アニストン（44）で、彼女達の贅肉のまったくない引き締まった二の腕が理想だそう。そして、その次にはジェシカ・ビール、ケリー・リパ、デミ・ムーアなどの名前が挙がっている。

昨年にはヒールを美しく履きこなすために、足指の骨を削る“シンデレラ整形”が米国で話題となったように、最近はボディの細部にこだわった整形が徐々に増えてきているようだ。しかし実際二の腕の整形手術は思っているほどに容易なものではなく、ヒジから脇にかけて傷跡が残る可能性があるという。
（TechinsightJapan編集部　ピーリング麻里子）