ハリウッドで超お騒がせな「SWATTING」事件が頻発している。ヒップホップ界の超大物、ショーン・コムズの邸宅がターゲットにされてしまったことを先にこちらでお伝えしたばかりだが、続いてはリアーナの新居も巻き込まれてしまったようだ。
「発砲事件が発生した」と聞けば、恋人や家族の間で発生したドメスティックなものばかりか、狂気の乱射事件なども視野にいれなければならない今のアメリカ。現場周辺を包囲するために10台を超すパトカーや専用車両に乗った特殊部隊が続々と駆け付け、必要とあればヘリコプターも飛ぶ。
しかし現場に到着して玄関のベルを鳴らしてみれば、すべて平穏無事。その時はじめて、いたずら通報であったことが判明するのだが、特殊部隊(SWAT)まで出動するために「SWATTING」と呼ばれるこの悪質ないたずら事件がハリウッドで後を絶たない。マイリー・サイラス、アシュトン・カッチャー、ジャスティン・ビーバー、そして今月3日にはP.Diddyことショーン・コムズがターゲットにされた。
まだコムズ宅の件に関しての容疑者の名も挙がらない中、翌日である4日午後3時すぎ、サンタモニカからすぐという高級住宅地パシフィック・パリセーズのリアーナの邸宅から、「2人の銃を持った男が侵入して人が撃たれた」との通報がロサンゼルス市警のもとに。警察官らが現場に急行したところ、またしても通報がいたずらであることが判明したという。
彼らは「どうせ今回もいたずらだろうと思った」と犯人への苛立ちを隠さない。だがこの「どうせまた」と慣れきってしまうことが一番の曲者。ロサンゼルス市警は「本当に発砲事件が起きた時のために、厳戒態勢に必要な緊張感を失うわけにはいかない」として気持ちを引き締めたいと必死である。
『Diamonds World Tour』のため、リアーナが自宅を長期不在にする中で起きた今回の「SWATTING」事件。ガラス面の多い近代的なデザインのその豪邸をかなり気に入っている様子のリアーナだが、引っ越してまだほんのちょっとという2月21日の夜には、その敷地に1人の男が不法侵入しようとして逮捕されている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)