ヒップホップ界の超大物、ショーン・コムズがロサンゼルスに所有する豪邸で、銃による殺人事件が発生したという通報を受け、10数台のパトカーと特殊部隊が出動した。しかし現場に到着してみれば…。ハリウッドでまたしても、超お騒がせな「SWATTING」事件が発生した。

3日午前11時ごろ、たくさんのセレブが暮らしている、ハリウッドの北のトルーカ・レイクの閑静な高級住宅街が大変な騒ぎとなってしまった。「銃による殺人事件が発生した」という911コールを受け、10数台のパトカーやSWAT（特殊部隊）が“P.Diddy”ことショーン・コムズ（43）の邸宅に向かったのだ。ちなみにその隣は俳優スティーヴ・カレルの家である。

しかし、応答した家人からは「何事も起きていません」との返答。ハリウッドでまたしても、セレブ（あるいはその家人）になりすましてニセの凶悪事件を通報する、「SWATTING（スワッティング）」と呼ばれるいたずらが発生したのだ。

過去にもマイリー・サイラス、アシュトン・カッチャー、ジャスティン・ビーバーら、セレブたちが同様の事件に巻き込まれているが、警察側はこれに翻弄されると本来の公務に支障をきたしかねず、こうした通報は偽計業務妨害として重い罪の対象となる。しかし未成年者の犯罪であることも多く、ロス市警は非常に手をこまねいている様子だ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）