アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】オスカー・ピストリウス、練習再開か。陸上競技場で目撃情報。(南ア)

南アフリカのピーターマリッツバーグにある高校のフィールドホッケーチームがオスカー・ピストリウスと思われる人物を陸上競技場で目撃した。2月14日にガールフレンドを射殺したとされるピストリウス被告だが、トラックへの情熱は冷めていないようだ。

3月24日、プレトリア大学の陸上競技場で、ピーターマリッツバーグにある高校のホッケーチームがホッケーの技術評価などを受けた帰り道のことだった。午前10時15分頃、バスで競技場を通りかかったとき、1人の生徒が叫んだ。「オスカーがいる!」

フィールドにはオスカー・ピストリウスが、義足ブレード、競技ウェア、サングラスを身につけて100mトラックを歩いていたのだ。生徒たちは興奮しながら携帯電話のカメラで写真を撮ると、SNSなどで次々に友人らに情報を送った。

4月3日地元紙『The Witness』の取材に対し、ホッケーチームのコーチらも「サングラスをしていたけど、確かにピストリウス本人だ」と興奮していた。ネット上に公開されている写真を確認したところ、競技場の外から撮っているため、柵越しに小さく写っているのだが、両足のブレードなどからもピストリウス本人かと思われる。

しかし、陸上競技エージェントは「ピストリウス被告は事件以降まだ練習を始めていない」とこの目撃情報を否定している。

ホッケーチームのコーチは「ピストリウス選手を見た人は他にもいるはず。ピストリウスのためなのか、競技場のために配置されたのかはわからないが、警備員も何人かいた」と目撃の事実を主張している。これに対し、エージェントはピストリウス本人に電話して事実確認したところ、「オーストラリアから来たトレーニンググループから練習をしないかと誘われたが行っていない。まだ(事件以降)練習をしたことはない。」との回答があったそうだ。しかし、目撃情報があることからも「ブレードをつけて馴らしてみたかったのかもしれない」とやや同情気味な発言もあった。

ちなみにピストリウス本人はトラックへの復帰を非常に熱望しているという。さらに3月28日に、裁判所から「被告が海外から競技の招待を受けた場合は」という条件付きで国外に出ることを許されたこともあり、陸上競技への情熱はますます高まっていることだろう。通常、ピストリウスのパスポートは裁判所が預かっている。そのため制約として、旅程を1週間前に申請すること、帰国後24時間以内にパスポートを裁判所に返還することなどを言い渡されている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)