アルバム『21』が驚異的なセールスとなった英国の歌姫アデル(24)。彼女は昨年赤ちゃんを出産していたが、依然としてその子の名前を公表したがらない。だが、ついに…!
歌姫アデルのアルバム『21』が、全世界における2012年度のアルバム・セールス・チャートのトップに輝いた。しかも2011年からの2年連続1位というから、これはもう現代ミュージックシーンの記録的な快挙である。
そんなアデルは昨年、環境慈善団体『Drop4Drop』のCEO、サイモン・コネッキさんとの同棲をスタートさせ、彼との間に第一子を妊娠。10月19日に元気な男の子を出産していた。ただしアデルはその子の名前などを一切伏せたままにしている。もちろん、カメラマンにその顔を見せてくれることもない。
だが10日に行われた『第55回グラミー賞授賞式』で事態は変わった。“Set Fire To The Rain [Live]”により最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を獲得したアデルは、ブロンドに変えた髪をアップにまとめており、右耳のうしろにそれまでは確認されていなかった“A”というタトゥーが彫られていたのだ。
また米『Yahoo News』は、先月の彼女が“Angelo”というゴールドのネックレスをしていたと報じており、赤ちゃんの名前がついに見えた!と騒がれた。だが頑なにダンマリを決め、それを認めないアデルについて「人に知られたところで減るワケじゃないし」、「アンジェロという男の子はどこにでもいるのに」と多くの人が苦笑した。
しかし問題はパパの少数派な苗字にあると分析する人も。英米において“コネッキ(Konecki)”さんはやはり少ない。いずれはその子もFacebookやTwitterにアカウントを持ち、画像共有サイト『Instagram』に写真を公開するであろう。“Angelo Konecki”の名で検索されたら、誰もがあっという間にその子のサイトにたどり着き、アデル・ファミリーのプライバシーが徐々にオープンになって行くのだ。
有名人に限らずだが、情報が漏れやすいこの時代において少数派の苗字を持つ人は簡単に検索されやすく、「自分たちは不利。ネットの世界では神経質にならざるを得ない」とよく言う。アデルも、もしも赤ちゃんの父親の苗字が“スミス”や“スチュワート”であれば、喜んで赤ちゃんの名を公表していたのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)