「ワン・ダイレクション」をイライラさせる相手は、ライバルグループの「ザ・ウォンテッド(The Wanted : 以下TW)」だけではなかった。今の1Dは、イギリスで活躍する若手人気シンガーソングライターを激怒させている。いったい何があったのか。
サイモン・コーウェルが手がけただけあってまさに飛ぶ鳥を落とす勢いを見せ、今や世界中で無敵の人気を誇るようになった「ワン・ダイレクション(One Direction : 以下1D)」。同世代の男子なら、女の子たちが彼らを追いかけキャーキャーと騒いでいる様子をみれば、「フン!」なり「面白くねぇ」なり、文句のひとつも言いたくなるはずだ。
本来、公の場でもプライベートでもそれをあらわにしてはならないのが同業者だが、同世代のライバルであるTWはそれを隠すことをしない。SNSなどを利用しては彼らへの敵意をあらわにし、その度に話題を呼んでいる。そこに参戦したのは、デビュー・アルバム『ジェイク・バグ』がUKアルバムチャート初登場1位というイギリスで人気のシンガーソングライター、ジェイク・バグ(18)であった。
ジェイクはこのほど総合情報誌『Shortlist』とのインタビューにおいて、1Dを“terrible(ヘタクソ)”とコキおろしたのだ。インタビュアーが1Dを“新世代のロックスターの座に最も近い存在”と言うと、ジェイクは吐き捨てるかのようにこう語っている。
「ああ、彼らも笑いが止まらないだろうよ。曲を書いていないのに、こんなに簡単にスターになれていいのかよってね。アメリカでもブレークしたって理由で彼らを新ビートルズだなんて言う人もいるけれど、チヤホヤしすぎなんじゃないの? とにかくヘタクソ、音楽的にはまるでダメだってことを彼らは自覚した方がいい。」
これには1Dも憤然とし、さっそく各人がTwitterで大変なるジェイク批判を展開した。しかしジェイクは1Dに対し、なぜこれほどまでの敵対心をみせるのか。それにはちょっとしたワケがあったようだ。ジェイクは最近、人気モデルのカーラ・デルヴィーニュとのデートを激写されている。しかしカーラは以前、1Dのハリー・スタイルズと怪しい仲であったのだ。“あの子もハリー! この子もハリー!”である。ジェイクもやはり、「ちぇっ、面白くねぇ」という男子のひとりなのであろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)