昨年発表のデビューアルバム『Up All Night』で大ブレーク、世界制覇の勢いを見せた超アイドルグループの「ワン・ダイレクション」。メンバーのほとんどがティーンというこのグループが今、米国滞在時の飲酒を認めて波紋を広げている。
『Xファクター・UK/シーズン7』のボーイズ部門に出場したルックスも歌唱力も十分という男子を、プロデューサーのサイモン・コーウェルがグループにまとめたのが、「ワン・ダイレクション(One Direction、以下1D)」である。ハリー・スタイルズは現在18歳、ナイル・ホーラン、ゼイン・マリク、リアム・ペインは19歳、そしてルイ・トムリンソンは20歳である。
イギリスにおける18歳は飲酒も喫煙も許されるが、彼らにとって問題なのは米国は21歳未満の飲酒を許していないこと(喫煙は18歳でOK)。すでにお酒の楽しみ覚えている1Dのメンバーが「米国でもコッソリと飲んでいた」と英紙『デイリー・スター』が報じ、物議を醸している。
ナイル・ホーランは「コンサートが終わるとどっと疲れて、そんな時僕たちはやっぱりアルコールが欲しくなるんだ」と語る。だが米国は年齢確認を徹底するなど若者への酒類の提供は厳格。そのため、「ホテルのミニバーだけが頼り、ボトルをパッと持ち出しちゃうよ。それ以外方法ないしね」とのことである。
またラスベガスではカジノに挑戦しようとして、未成年であるために追い出されたこともある1D。パーティが大好きで、いつどのようなスクープ写真がゴシップニュースに登場するかも分からないため、プロデューサーであるサイモン・コーウェルはそのヤンチャぶりに頭を抱えているのだ。
だが『2012 MTV/VMA』で1Dの大活躍が称えられた際には、サイモンはなぜか彼らにシャンパンを振る舞ったと報じられている。もはやすべてを手に入れた彼ら、アメリカに来た時にサイモンにねだるものは、高級車でもブロンド美女でもなく「アルコール」ということか。筋金入りの依存症などにならないよう、くれぐれも気を付けて頂きたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)