1月6日、29歳の男が飲酒運転で逮捕され、冷たい留置場へ入れられた。驚いたことに警察は男と一緒にいた3歳の女の子まで留置場へ閉じ込めたのである。

2月3日の現地紙によると、ヨハネスブルグ近郊のヘイジービューに住む男（29）は1月6日夕方にビール2杯を飲んだ後、タバコと牛乳を買うために小さなカフェへ車で向かった。その際、警察により飲酒運転で逮捕された。

逮捕されたとき、男は一緒に乗っていた3歳の娘を自宅へ連れて行きたいと願い出たが、警察は拒否。さらに子供を引き取ってもらうため家族に電話したいという要望まで拒絶した。娘はヒステリックに泣き叫んでいたが、警察官は水すら与えなかったそうだ。そして裸足にパジャマだけで泣き叫んでいる3歳児を、父親と一緒に留置場へ勾留した。

2人がカフェから帰ってこないのを心配した男の妻（30）は、夫が捕まっていることを知り警察へ駆けつけた。警察官は2人目を妊娠中の妻にさえも、「娘を黙らせることができなければ留置場へ戻す」とまで脅してきたという。

3歳の少女は現在、カウンセリングを受けて落ち着いてきたが、パトカーを目にすると父のほうを見てヒステリックに泣き出すといったトラウマを抱えてしまった。父親は独立行政の告訴理事会とともに、この警察署を訴えることにした。

子供を留置場へ入れることはもちろん違法である。警察側はこの件について調査を行うと述べている。
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）