12月から夏休みに入っている南アフリカ。この時期は海で溺れる、車にはねられるという事故が多発する中で、行方不明になる未成年者も多い。2012年の12月は85名と報告されている。報告上の人数で85名だが、実際はもっと多いと思われる。

1月5日のメディアレポートによると、行方不明の捜索願が出されている子供は12月の1か月間だけで85名であることがわかった。

警察行方不明担当当局によれば、この数字は昨年12月分に比べると上回っているとのこと。ただし、年間で比べると2012年の方が2011年より行方不明者が少なかったと付け加えた。

警察発表による2011年に行方不明の子供は1000名を超えており、うち60％が少女だったという。ちなみに、行方不明者とは別に2012年に誘拐された子供は12名だった。「この12名の中でも何名かは家族による誘拐である。つまり離婚後に親権を持たない親が連れ去ったケースだ」と警察は述べている。

行方不明者は増える一方で、解決するケースは減少している。警察当局では、親は十分に気を付けてもらいたいと呼びかけている。
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）