『いいとも!』のレギュラーを担当して13年目の爆笑問題・田中裕二にかつてないショッキングな出来事が起きた。番組冒頭、舞台に出てみると、いつも“お約束”のように鳴り響く歓声がまったくなかったというのだ。
『笑っていいとも!』(フジテレビ)は、曜日ごとにレギュラーが決まっており、観客はあらかじめその日の出演者を調べ観覧に臨んでいることだろう。観客は18歳以上で女性がほとんどなので、若い男性タレントを生で観たいという期待は大きい。田中が出演する月曜日は、毎週SMAP・香取慎吾もレギュラー出演しており、香取に注目が集まるのも当然だろう。
しかし、21日の放送でその香取が番組を欠席したのだ。番組冒頭、司会者のタモリが「月曜レギュラー陣です」という呼び込みをすると、毎回、香取が一番手で登場する。しかし、この日は爆笑問題・田中裕二が最初に出て行った。そのときの観客の様子が22日放送の『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で、田中本人の口から語られた。
タモリの呼び込みに、田中が出て行くと明らかに観客は戸惑った様子で「最初は無音だった」という。その後まばらな拍手が起きるものの明らかに香取の登場を待っているようだったという。いつもは聞こえない「BGMが聞こえた」というのだからよほど静かだったのだろう。千原ジュニアや渡辺直美、指原莉乃が出て行ってもいつもより明らかに観客のテンションが低い。その後、タモリが「今日、慎吾ちゃんはお休みです」と伝えると、「えーー!!」と落胆の声が大きく響き、この観客の正直な反応に田中は「もうみんなグッサグサ(に心に突き刺さった)」と苦笑いの様子だった。
香取の欠席は前もってアナウンスしなかったようで、相方の太田光も「観客には少なくとも前説で伝えてほしいな」と同情した様子だった。番組はその後、SMAP・草なぎ剛がコーナーに登場し観客はここぞとばかりに「キャー」と歓声を上げたという。この歓声にも田中はじめ他の共演者たちが傷ついたことは想像に難くない。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)