2012年の大晦日、夜11時45分から生放送された『CDTV年越しライブ』でSMAPの草なぎ剛が、鏡開きの際に乾杯の音頭を取った。だが、彼の手にはコップは無くおしぼりが握られていたのだ。あの出来事から今年の4月で4年が経つが、今も禁酒を守る彼の姿勢が明らかとなった。

毎年恒例となったテレビ番組『CDTVスペシャル！ 年越しプレミアライブ』の「2012年→2013年」では、今回も中居正広が司会を務めた。紅白歌合戦のステージを終えてTBSに駆けつけた中居は、なんとか年越しのカウントダウンに間に合い、他のSMAPメンバーはTBSのエレベーターで年を越したという。

AKB48など出演者と新年を祝って鏡開きを行った時のことだ。一角には、渡辺麻友ら未成年でお酒を飲めないメンバー用にソフトドリンクが用意されていた。草なぎ剛がそのコーナーに行くべきか迷っていると、木村拓哉から「ここにいろよ。剛はおしぼり配りをしたら…」と言われたのだ。すると、彼は鏡開きの後、本当におしぼりをAKB48ら共演者たちに配って回ったのである。

結局、真ん中でコップも枡酒も手にしないまま、草なぎ剛が乾杯の音頭を取ることになり「2013年も皆々様に素敵な幸せが訪れますように！」と威勢よく発し、「酒は飲んでものまれるなっ！　皆さん、飲みすぎには注意しましょうね。」と続けたのである。

2009年の4月に泥酔した彼が、都内の公園で全裸で騒いだ為に逮捕されてからもうすぐ4年となる。これまでも禁酒を継続しており、2011年の9月にはSMAP北京公演の際に催された中国の要人との食事会でも飲まなかったのだ。

他のSMAPメンバーは香取慎吾のビール好きや中居正広の焼酎好き、稲垣吾郎のワイン好きなどは有名だ。そんな中で禁酒を続ける草なぎ剛の意志の強さには感心する。彼自身が「飲みたくなくなった」のならばそれは良いことなのだが、そうでなければ4年近くも酒を断ったのだからそろそろ飲む機会を考えてもよい時期ではないだろうか。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）