エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「金爆からROCKを学びたい」。鬼龍院翔にダンスを教えたラッキィ池田が感慨にひたる。

振付師のラッキィ池田が、人気エアーバンド・ゴールデンボンバー(金爆)の鬼龍院翔との思い出をブログで綴っている。それまでは金爆のダンスに眉をしかめていた池田だったが、昨年末に鬼龍院から挨拶されたことをきっかけにその存在について考え直したという。

鬼龍院翔は以前、吉本総合芸能学院(NSC)に9期生として所属しており、池田一真(現在、お笑いコンビ・しずる)と「チョコサラミ」というコンビを組んでいた。そのNSCでダンス講師を務めるのがラッキィ池田なのである。

ラッキィ池田のブログ『踊り放題!~ラッキィ池田のグルーヴィンな毎日』で1月5日に明かされたところでは、昨年末にNHKの玄関前ですれちがったゴールデンボンバーの1人が突然挨拶してきたという。「あのう、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔といいます。NSCではお世話になりましたので、挨拶させてください。呼び止めてすみませんでした」と彼は頭を下げると戻って行ったのだ。

実のところ、ラッキィ池田はNSCで鬼龍院を教えたことを覚えていなかったのだ。しかし、噂には聞いていたので挨拶されて、金爆の鬼龍院翔とNSCが結びついた。

彼は「振付けの仕事でゴールデンボンバーのパフォーマンスがサンプルとされることが増えて来ている」と明かしており、その存在感を肌で感じる池田にとって鬼龍院からの挨拶は「大きな事件に思えた」ほどのショックでもあったのだ。

池田は村上龍氏のコラムで読んだ「大人が眉をしかめながらも、その存在を認めざるを得ないものをROCKという」との言葉を思い出し、「まさに彼らのダンスは僕も眉をしかめるほどのROCKだ」と金爆のパフォーマンスを見直すのである。

眉をしかめる大人の1人として彼らのダンスを見ていたが、いつのまにか流行のエネルギーによって振付けする立場から尊敬に値する存在となっていた。しかも、池田は「年の終わりに、『女々しくて』の衣装を焼き捨てる!」と言い放った金爆の前に突き進む姿勢に感心している。「今度はガムシャラな彼らから、この先のROCKを学びたい」とこれまでの認識を改めているのだ。

ラッキィ池田は長年にわたり、歌手やCMの振付けをする一方で自身もタレントとしてダンスパフォーマンスを披露している。現在もモーニング娘。をはじめ、多くのアイドルの振付けに関わる大御所だ。その彼が一目置かざるを得ないゴールデンボンバーの存在は、予想以上に業界に影響を与えているのかも知れない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)