『X-メン』シリーズでウルヴァリンを演じ日本でも大ブレイクした俳優ヒュー・ジャックマン(44)に、なんとも悲しい過去があったことが明らかになった。
今や世界を代表する人気俳優となったヒュー・ジャックマンにも、家族にまつわる大変悲しい過去があったようだ。このたびTV番組『60 Minutes』に出演しインタビューに応じたヒューは、わずか8歳のときに実母が家族を捨てた時のことを以下のように明かしている。
「母が出て行った朝のことは今でも覚えている。頭にタオルを巻いた母が“じゃあね”なんて言うんだ。」
「僕が学校から帰ってきたとき、家には誰もいなかった。翌日イングランドから電報が届いて、母がそこにいることが分かったのさ。それっきりだよ。母も永遠に行ったきりになるとは思わなかったんじゃないかな。“家を出なきゃ。でも戻ってくる”って気持ちだったと思う。」
妻に去られたヒューの父は毎晩妻の帰りを祈っていたというが、もう戻ってはこないと悟ったときから母親役と父親役の両方をこなし懸命に子供たちに尽くしてくれたそうだ。
「そういう環境から僕は学んだ。誠実であること、信頼性、何があろうと毎日そばにいることの意味をね。」
そう語るヒューは目に涙をいっぱい浮かべ、「常に家族のために動いている。仕事が優先ではないんだ」とも打ち明けている。
見るからに誠実そうなヒューは、大変な子煩悩にして愛妻家という。現在ヒューは1996年に結婚した10歳以上年上の妻と共に、2人の養子を大切に育てている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)