今年の12月に舞台で復帰することを発表した酒井法子が昨年、お気に入りのレストランで色紙にサインしていたことが分かった。テレビ『アッコにおまかせ！』でその内容が紹介されたが、そのアイドルらしいサインを見て和田アキ子らも驚いたのだ。一時は芸能界の引退を口にしていた酒井だが、やはり芸能人としての想いは捨て切れなかったようである。

酒井法子は2009年に覚せい剤取締法違反で逮捕され起訴事実を認めた。その際には「芸能界を引退し介護の仕事に専念したい」と話しており、保釈後には創造学園大学ソーシャルワーク学科に入学している。そうした経緯にありながら、彼女が新しく所属した事務所が今年の12月に舞台で芸能界復帰するという情報を公開して世間を驚かせたのだ。

9月30日に放送された『アッコにおまかせ！』でもその件を取り上げて、酒井の所属する事務所・オフィス ニグンニイバが公表した舞台の概要を紹介した。彼女が出演する舞台「碧空（へきくう）の狂詩曲～お市の方外伝」は、渋谷区文化総合センター・大和田さくらホールで上演される。12月15日～24日で14公演が行われる予定だ。

今回の舞台による復帰については事務所から情報が発信されながらも、酒井法子本人のコメントや映像はほとんど流れない。そんな中で、番組スタッフが酒井を目撃したという人物から彼女の様子を聞くことができた。

新宿にある輸入品販売店『ブランド王ロイヤル』をつい先日、酒井が訪れたという。彼女と会った社長によると、ブランド（PAOLO MASI）バッグを気に入ったようで「仕事が決まったらまた来ます」と話したそうである。時期から考えると“仕事”とは芸能界復帰のことだろう。

また、酒井は石垣島にあるレストラン『石垣島ダイニング・島胡椒（ぴぱーつ）』を昨年の8月と今年の3月に訪れている。同店のブログでも「酒井法子さんが3月にご来店致しました。去年と合わせて2回目のご来店です」と彼女の写真が掲載されているのだ。

番組では島胡椒（ぴぱーつ）で酒井が色紙にサインしたものを紹介したのだが、芸能人特有の複雑な書体の名前の横には「ぴぱーつさんのごはん。マンモスおいぴー」と“のりピー語”でメッセージがあった。日付も2011．8．8と入れられており、『8．8』はイラスト風に可愛く描かれていた。

サインからもアイドル“のりピー”が感じられるが、島胡椒（ぴぱーつ）で写った酒井の笑顔からもしっかりアイドルオーラが放たれていた。このことからも引退に触れてからおよそ3年間、彼女が芸能界への想いを捨て切れなかったことが分かる。12月の舞台ではその想いが形となるのだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）