これまで酒井法子被告に対し、辛らつなコメントを寄せていたテリー伊藤。26日の初公判を受けて27日の「スッキリ!!」(日本テレビ系列)でも酒井法子被告関連の報道が続いた。初めて酒井被告本人の口から事件の詳細が語れるとあり、またしてもテリー節が炸裂するかと思いきや、その反応は意外にも・・。
今回の酒井法子被告の初公判での様子について、テリー伊藤はまず、「これは(酒井被告の)性(さが)なのだ。」と感想を述べた。
「対応にソツがない。受け答えが芝居じみていると思う方もいるかもしれない。釈放の時も一瞬ほほ笑んだ、これは彼女のサガなのだ。」
そう。たしかに公判では自身の職業を「無職」と答えた酒井被告であったが、彼女はこの期に及んでも、まぎれもない「女優」なのだ。これは酒井被告が意識するしないにかかわらず、すべての言動が「演じている」ということを意味する。釈放時の姿も、釈明会見での姿も、そしてこの公判での姿もすべては「女優・酒井法子」が演じる役のひとつだ。
テリー氏の言いたかったことも同じ。「20年以上、演じ続けてきた女優としての悲しい性(さが)」なのだろう。
ただ、酒井被告が今後の生活の基盤として介護の仕事を考えていると発言したことに関しては、
「これまで、誰かに守られた生活をしてきて、介護の学校に通うということは電車にだって乗らなきゃいけない、学校の人たちにも会うかもしれない、そういうことが現実問題として、出来るのか。」と疑問を投げかけた。
最終的には
「人間は自分のために頑張るのは難しい。子供のために頑張れば、世間の批判や好奇の目にも勝てると思う」と酒井被告にエールを送る形で締めくくったテリー。
これまでの辛口なテリーにしては、今回は酒井被告を応援しているかのようなコメントが目立った。酒井被告が介護の勉強をしたいと言っていることについては、ネット上などでも、「裁判官に良い印象を与えたいだけ」など手厳しい意見も寄せられているが、テリーもやはり、気になるのは現在も知り合いの家に預けられているという酒井の長男のことなのであろうか。今回の事件での一番の被害者とも言える長男。長男のためにも「介護」と「離婚」の二文字が、法廷戦術のひとつでないことをテリーだけでなく、多くの人が願っているはずだ。
(TechinsightJapan編集部 MAKI)