モーニング娘。の11期として単独加入した小田さくらが、発表があった会場でリーダーの道重さゆみから突っ込まれる場面があった。まだ素人同然の小田は、先輩の言葉に驚いて泣き出しそうになってしまったのだ。それには焦ってしまったという当の道重が、テレビ番組でその後のてん末を明かした。

9月14日の『モーニング娘。誕生15周年記念コンサートツアー2012秋　～カラフルキャラクター～』の公開リハーサルで、小田さくらのモーニング娘。11期メンバー入りが発表された。今回は彼女の単独加入となり、先輩の田中れいなからは「1人は寂しいけど、オイシイこともいっぱいある」と励まされていた。

10月16日に放送された『ライオンのごきげんよう』にモー娘。リーダーの道重さゆみが出演して、小田の加入発表でのエピソードを語った。

小田は記者団から「尊敬する先輩は？」と質問されて、「ここにはいません」と答えたのだ。実際にはもう少し詳しく、高橋愛や新垣里沙といった卒業メンバーや、℃-uteの中島早貴が憧れだと話したようだ。

それを聞いた道重が、記者団の前で「現役がこんなに頑張っているのに、私たちの立場がないでしょ！」と突っ込んだ。すると小田は泣きそうな顔になってしまい、道重も慌てて「ごめんね、これ冗談だよ」とフォローしたが遅かった。彼女はずっとその顔で会見を受けたのだ。

その翌日はコンサートがあり、小田も参加していた。ステージで再び同じ質問を受けた小田は、「道重さんです」とキッパリと答えたのである。「まだ中学2年生の女の子に気を遣わせちゃったな」と道重も反省したという。

道重さゆみといえばモー娘。の新リーダーとなって“道重ルール”なるものを作り、メンバーに「道重さんはカワイイ」とあいさつさせたり「道重さんはいい人だ」と周囲に広めさせたりする独特なアピールが話題となっている。そんな彼女だけに、「本当はコンサートでなく記者会見で『尊敬するのは道重さん』と言って欲しかった」と本音をもらしていた。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）