ジャニーズ事務所といえば、昔から先輩後輩の上下関係が厳しい事務所と言われている。しかし、現在は昔ほど厳しいことを言う先輩も減ってきているようで、先輩・後輩かかわらず仲良くしているようだ。そんなジャニーズ事務所の裏話がある番組で明かされた。いつもは温厚であまり怒ることがないという堂本光一が、ある後輩にキレたようである。

中居正広（SMAP）、堂本光一（KinKi Kids）、北山宏光（Kis-My-Ft2）のジャニーズ事務所の3人が「中居正広の怪しい噂の集まる図書館」（テレビ朝日系）で共演した。ジャニーズの3世代のタレントが揃ったため、ジャニーズ事務所の裏話も多数飛び出した。

いつもは穏やかで滅多に怒ることがないという堂本光一。しかし、10年程前に1度だけ後輩であるKAT-TUNに対して怒ったことがあるという。KAT-TUNのメンバーがアクセサリーをつけたまま稽古しようとしているのを見た光一は、「アクセサリーをつけたまま稽古する気か」と強い口調で怒ったようだ。その頃はまだ20代で若かったため、結構キツイ口調で怒ったらしい。だがこれにはアクセサリーがぶつかって怪我をしたら危ないという、後輩達を思う光一の気持ちが隠されていたのだ。この話を聞いていた北山は、「あの（いつもやさしい）光一君が怒った」とジャニーズJr.の中では伝説になっており、ジュニア達は今では必ずアクセサリーをとってから稽古に臨むようにしていると語った。

後輩達をきちんと叱れる先輩は今では貴重なようだ。中居は、昔の先輩は厳しく、寮にいる頃にはゲームなどをして遊んでいると「今日レッスンした所を俺の前で踊ってみろ」と指示され、ずっと踊らさせられたこともあるという。

光一がジュニアの頃は皆やさしくて怖い先輩はいなかったと語った。特にSMAPのメンバーは皆やさしく、服などももらったようだ。しかし、中居からもらった服はダサいものばかりで、楽屋にいつまでも残っていたことも。このことは中居自身も気付いていたようで、「皆、“ありがとうございます”と言いながら、楽屋に戻って覗いてみると、いつも俺の服だけ段ボールいっぱいに残っていた」と嘆いていた。

ジャニーズ事務所のタレント達が仲が良く結束が強いのは、ただ馴れ合いだけの関係ではなく、厳しい中にも後輩を思う気持ちがあるからなのだろう。光一が後輩達を叱ったのも、怪我をしたら危ないからという思いからなのである。これからもただ仲が良いという関係ではなく、時に厳しいことを言える先輩であって欲しい。
（TechinsightJapan編集部　瑛里）