イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】キャサリン・ジャクソンさん、「子供らに騙されてアリゾナに拉致された」とほぼ認める。

責任感にあふれる82歳の女性が、養育している未成年の子ども3人をおいて飛行機に乗り、「ぷっつんバケーション」などに飛び出してしまうものであろうか。キャサリン・ジャクソンさんのこの度の失踪事件の謎が、少しずつ解けてきたようだ。

故マイケル・ジャクソンの母で、その3人の遺児を可愛がって育てて来たキャサリン・ジャクソンさん(82)。このほど彼女に起きた「失踪事件」は、孫の世話にちょっと疲れてアリゾナ州ツーソンのスパで静養、ということで一件落着したようにも見えた。

だが、このほど新たに遺児らの後見人として認められたマイケルの甥、T.J.ジャクソンは「言動がどうもシドロモドロ。いつもの祖母らしくない」と語っており、マイケルの長男プリンス君は「おばあちゃんはヒドイ嘘に翻弄されていたことが分かった」とTwitterで怒りを爆発させている。キャサリンさんは、自らの意思や衝動でツーソンに飛んだわけではなかったのだ。

キャサリンさんの失踪を重く見たLA郡の家庭裁判所は、T.J.ジャクソンを共同後見人として認める上でキャサリンさんとも書類を取り交わしたが、彼女はその件に関して大変興味深いことを記している様子だ。芸能情報サイト『TMZ.com』が独占的にそれを入手し、このように伝えている。

「息子のコンサートがあって、それを見ようと車でニューメキシコ州に出かける予定でした。でも7月14日に医師だと名乗る人が自宅に来て、飛行機の方が良いでしょうと私に助言しました。てっきり長年お世話になっている内科医の要請を受けて来てくれたのだと思い、私はその医師の言う通りにしました。」

だがキャサリンさんが飛行機から降りた所はアリゾナ州ツーソン。そこから子供たちが準備していたスパリゾートの旅が始まったという。キャサリンさんの弁護士は子供たちが彼女に旅行を勧めた理由を、「血圧が高いから静養が必要だと判断したそうです」と述べている。

「そのリゾートホテルに着くと私は携帯電話とiPadを奪われてしまい、部屋の電話機もテレビもつながらない状態でした。孫3人は元気でやっていると聞かされ、まさかあの子たちが大騒ぎしているとは思ってもみませんでした。それに皆が親切に接してくれていたので、あの時の私には周りの人を疑う気持ちなど全くありませんでした。」

『ABCニュース』との電話インタビューに応じた際、キャサリンさんは「ここ(ツーソン)にいる間だけでも電話から解放された生活を送りたかった」などと告白していたが、事実は全く異なっていたようだ。だが彼女は誰が空港の送迎をして、誰がリゾートホテルを予約し、また誰が通信手段を取り上げたかなど、具体的な子供の名を明らかにしようとはしない。

ファミリーの絆に亀裂が入っていること、不穏な動きをする子供がいること、マイケルの遺児と敵対関係に陥っている子供がいることなどを察知しても、またいくらお金や権力があっても、それをハンドルできるほど82歳という年齢は若くない。マイケルの遺産の40%をも相続するキャサリンさんだが、「そんなにお金をもらってもどう使ったらいいの?」と嘆いていることであろう。マイケルはあの世へ逝く順番を間違い、キャサリンさんから平穏無事で悠々自適な暮らしを取り上げてしまったといっても過言ではあるまい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)