ジャニーズアイドルグループSMAPの稲垣吾郎が「高いところで歌うのが怖い」という悩みを明かした。彼はこれまでもなんとかこなしてきたのだが、今回のツアーは「今までにない“アトラクション”がいっぱい」なので心配だというのだ。

ジャニーズのライブはワイヤーアクションで宙を飛ぶ“フライング”や、高い塔の上に立って歌うなどミュージカルさながらの仕掛けが満載だ。8月17日の『笑っていいとも！』にゲスト出演した稲垣吾郎は、コーナー企画で「コンサートでクレーン等の高いところで歌うのが苦痛だ」と悩みを相談したのである。

レギュラー出演しているSMAPの草なぎ剛は稲垣のカミングアウトを全面的に認めると、「リハーサルの吾郎さんはお見せできません」と言い、高いところで腰が引けている姿を真似て見せた。

SMAPでそうしたシチュエーションといえば名曲『世界で一つだけの花』を1人ずつ高い塔の上に立って歌うライブシーンがテレビでもよく紹介される。確かにあの狭い足場に立つのは怖そうだ。

稲垣吾郎も平然と歌っているように見えるのだが、「本番では振りが少し小さくなってるし、手は汗でびしょびしょですよ」と怖さに耐えながら辛うじて乗り切っているらしい。

8月23日からスタートする全国ドームツアー「GIFT of SMAP -CONCERT TOUR’2012-」について草なぎ剛は、「今度の演出はハンパないですよ！　これまで見たことない演出がいっぱいあります」とやる気満々である。仕掛けの数々を“アトラクション”だと恐れる稲垣とは対照的だ。

そんな稲垣に『いいとも』レギュラー陣も「『これはちょっと無理』とか言えないの？」と心配するが、「4人が受けたらやっぱり断れない」と彼も辛い立場を語った。

草なぎ剛からは「SMAPになれ！」と勇気づけられる始末で、稲垣吾郎としても結局はこれまでどおりになんとか乗り越えるしかなさそうだ。

ジャニーズでは嵐の櫻井翔も高所恐怖症といわれているが、彼もまたワイヤーアクションや高い搭の上で歌っている。やはり手に汗して恐怖に打ち勝ちながら乗り越えてきたのだろう。アイドルはみんな大変なのだ。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）