父トム・クルーズ(50)と母ケイティ・ホームズ(33)の離婚で、2人の一粒種であるスリちゃん(6)の暮らしは、より普通の子供らしいものに変わってきた。今回母ケイティの生まれ故郷であるオハイオを訪れ、いとこ達に初めて会ったのだという。
米オハイオ州北西部のトレドは、自動車部品産業、ガラス産業がメインの工業都市。ケイティはアメリカの中でも典型的なミドルクラス層の住むこの町で、主婦の母、弁護士の父により5人兄弟の末っ子として育てられた。そんなアメリカの「庶民の町」に、ハリウッドで甘やかされて育ったスリちゃんが到着したのは先週末のことだった。
今回、母娘がトレドに里帰りしたのは「スリちゃんをいとこ達に初めて紹介するためなのです。」とケイティを良く知る人が芸能サイト『Radar Online』に明かした。ケイティは自分とトムが離婚したことで、スリちゃんをより普通の子供らしく育てたいと思っているが、今回はその一環。5人の兄弟という大家族の一員として育ったケイティがスリちゃんにもそれを体験してもらおうと思ったそうだ。
実はスリちゃんには8人のいとこがいるそうだが、これまで会ったことがなかったのだというから驚く。彼らと会ったスリちゃんは、最初はとまどいを見せていた。例えばおもちゃを8人と一緒にシェアするなど、彼女にとっては初めての体験だった。「でもすぐにスリは持ち前のハッピーな性格で、おもちゃを独り占めすることが出来たんです。それにいとこ達はスリと遊ぶのがとても楽しかったようで、また来て欲しいと思っていたようです。」
いとこ達もスリちゃんに会ったのはもちろんこれが初めて。「でも彼らは雑誌や家族写真でスリちゃんのことを知っていたため、実際に本人に会えたことで特別な気分に浸ることができたようです。」冷たい反応をされることもなく、スリちゃんも歓迎してもらえて良かったではないか。
現在住居を構える大都会ニューヨークを離れ、「一般庶民」の住む生まれ故郷オハイオに帰ったケイティも、リラックスしていたそう。トレドのショッピングモール『ウェストフィールド・フランクリンパーク・モール』を訪れた母娘は、『Gap』で洋服を買ったり、フードコートで『Auntie Anne’s』のプレッツェルをぱくついたりと、ごくごく普通のショッピングを楽しんでいたそうだ。
『PEOPLE』誌に目撃者が語ったところでは、「ケイティはとてもスイートで、人々と話すことを嫌がろうともしませんでした。とてもハッピーそうでしたね。」とのことだ。ケイティは「ビッグスターぶっていなかったので、買い物客も彼女に構わずそっとしていました。地域の一員のように見えましたし、彼女も居心地よさそうにスマイルをしていました。ちょっとホームタウンに帰って来た、という風でしたね。」
父トムの元で過保護に甘やかされて育ち、同年代の子供の友達もこれまでろくにいなかったというスリちゃん。9月からは学校にも入ることであるし、今後は庶民出身の母ケイティが、彼女をいかに「普通の子供」に戻せるかに注目したい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)