今の自分がいるのは超セレブな世界、特権だらけのパラダイス。そう、天国である。だがもしも死んだら…!? 俳優ジョージ・クルーニー(51)は今、自分の死後の世界がやけに気になるようだ。
ジョージ・クルーニーという人間は、そもそもあまりポジティブな考え方をする人間ではない。「真剣に自殺を考えた時期がある」と告白し、「夜はテレビをつけっぱなしにしなければ眠れず、その後も毎晩5回は目が覚めてしまう」というから、いささか気の毒になる。
そんな彼は今、元セクシー女子プロレスラーのステイシー・キーブラー嬢(32)との交際が順調であり、「やんちゃ好きの時期はとっくに過ぎたよ」と苦笑する。また自分の胸に手を当てて過去を振り返る機会も増えているとして、このほどSunday Express社の雑誌『S』にこう語っている。
「歳とともに僕もだいぶ落ち着いてきたよ。老いは気にしていないしね。死後の世界が本当にあるのなら、僕のような人間に天国はふさわしくない。きっと地獄に堕ちることになると思うんだ。だから死ぬよりは生きている方がマシ、歳をとるという選択を選ぶね。」
ヘンに物わかりがよく、内省的で諦めも早そうなクルーニー。だが老いは気にしないと言いながらも、「僕が出演した『Up in the Air(原題)』を観ていて、“オイ、この白髪だらけの男は誰だ?”と自分自身に問いかけたくなったね。映画に出る時にメイクをしたことなんてこれまで1度もなかったのに、今はせざるを得ない」と心なしか寂しそう。
髪が白くなり、シワの刻みが深くなったくらいナンなんだ。若いカノジョを持った男ならではの“夜”の悩みと直面するまで、クルーニーにはどうか強気でいてもらいたいものだ。それに地獄行きという心配もナンセンス。相当“やんちゃ”だったというし、前立腺疾患あたりに気を付ける方がずっと現実的である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)