南アフリカのクワズルナタル州で、約9ヶ月間ロープで縛られて室内に監禁されていた女性が発見された。しかもこの女性は監禁中に出産していたが、新生児は庭の地中から遺体で発見された。

7月26日、クワズルナタル州で、警察が一組の夫婦を逮捕した。彼らは24歳の女性を昨年11月から約9ヶ月間も監禁していた。警察によると被害者の女性は知的障害者のようだという。

監禁されていた女性を警察が発見したのはまったくの偶然だった。地元の伝統的部族リーダーの殺害を計画し、殺害に使用される銃を保持していたとして、警察がマークしていたのが今回逮捕された44歳の女だった。警察が女の家に突入したところ、そこには女はいなかったが、女の夫（58）がいた。夫は麻薬所持でその場で逮捕されている。

さらに家宅捜索をした警察は、一室にロープで縛られて横たわっている女性を発見した。監禁されていた女性は昨年11月にこの村に引越してきたが、そこに住む17歳の少年に恋をした。少年は昨年12月に村を出ていき、女性は妊娠していた。少年は女性が監禁されているのを知っていたのかはわからない。

その後どういう経緯で女性が9ヶ月間も監禁されるに至ったのかは調査中だが、妊娠中一度も病院の検診等を受けていないことが判明した。しかも7月15日に生まれた赤ちゃんは庭に埋められていた。

発見された被害者の女性はすぐに病院へ搬送され、カウンセリングを受けることになった。容疑者の女は家の近くで発見され、誘拐、（新生児）殺人、（24歳女性）殺人未遂の容疑で逮捕された。警察は動機を含めて事件の詳細を追及している。
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）