アフリカ発!Breaking News

writer : flynn

【アフリカ発!Breaking News】車内を綺麗に保つため? 駅構内でガムを食べた姉妹、4時間の拘束の上、罰金を課される。(南ア)

南アフリカのハウテン州の国際空港と主要都市間を走る高速鉄道『ハウトレイン』。2010年ワールドカップ開催時に開通された。スタイリッシュなデザインで快適に過ごせる列車として好評なのだが、どうやら様々な規制があるらしい。

ある姉妹が駅構内で電車を待っている間、ガムを噛んでいた。そこへ警備員が近づいてきて、ガムを捨てなさいと“警告”した。2人はガムを紙に包んだが、捨てる場所が見当たらないのでカバンに入れて後で捨てることにした。そしてハウトレインが来たので乗り込もうとすると、警備員は「この電車に乗ることはできない」と言ってきたのだ。

「警備員は私たちがガムを捨てることを拒否したと思って、罰金を払うよう言ってきたの!」と姉妹は驚いた様子で語った。さらに警備員は2人を詰め所へと連れて行ったが、そこでは姉妹に携帯電話を使わせず、トイレにも行かせず、家族への連絡も禁じた。結局、この姉妹は4時間拘束され、700ランド(約6700円)もの罰金を払った後に無事解放された。姉妹は「ガムを列車や駅で噛んではいけないなんて、誰も知らないわ」と憤りをあらわに語った。

本件に対し、ハウトレインの管理会社は「ハウトレインの規則は高水準である」とし、列車内での飲食は禁止されていることを強調した。特にガムは「壁やシートなどに付くと、取り除く費用だけでなく、他の乗客に迷惑がかかるため」厳禁だと主張した。シートも壁も落書きだらけの南アフリカ旅客鉄道公社も見習ってもらいたい。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)