渦中のAKB48メンバー・指原莉乃が16日、ラジオ『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演して週刊誌の記事について語った。この日のパーソナリティーを務めた秋元康から、今後の身の振り方について提案があった。
週刊誌で報道された元カレとの交際について、指原莉乃は涙声で「ご心配をおかけしてごめんなさい」と切り出すと「最初に話を聞いた時は何のことか分からなかった。記事を読んでびっくりしました。事実じゃないこともたくさんありますが、お友達だったことは本当です」と語った。
「応援してくれる皆さんの顔が浮かび」、しばらくは食事も喉を通らずに「食べては吐く」状態だったという。ブログのコメントも読むのが怖かったが、最近になりようやく読むことができたそうだ。「コメントを読んで心が苦しくなりました。本当にすみませんでした」と心境を話した。
指原から涙声で詳細が明かされると、それを受けて秋元康は「本当のところどうなの?」と再確認した。「ホントじゃないですし、ホントのところもありますし」と指原が答えると、「(指原も)そういうことが出てくるところまで来た。無名だったらそういう話も出てこないんだから」と一旦落ち着かせた。
秋元は続けて「誤解されるような行動をとったわけだからしょうがない。何も無くスルーすると“指原だけに甘い”とか“反省しているのか”という声も出る」と何らかの対応が必要だと切り出したのだ。「指原が全面的に悪いわけではないし、難しいところ。ファンに誤解を招く行動をした指原には、AKBの為にもっと頑張ってもらわないと」と考えた末に出したのが、「明日から指原莉乃はHKT48に移籍します」という意外な提案だったのだ。
提案とはいえ、総合プロデューサー秋元康の言葉は指原莉乃にとって移籍の辞令である。指原はできるだけ速やかに博多に住んで、HKT48として活動することになった。
さらに秋元はその真意を話す。「博多の1期生が、指原のように誤解される行動をとることがあるかもしれない。それをしっかり指導してほしい」という思惑もあるようだ。
指原莉乃も驚いていたが、週刊誌の記事を聞いた後にはAKBをやめる考えもあったと明かした。コンサートのステージで集中できない自分を見て「ファンを裏切ることになるからやめるほうがいいと思った」という理由からだ。今回のHKT48移籍でAKBグループを去ることは免れたのである。
HKT48といえば平均年齢14歳の若手がそろう。「さっしーとか呼んでくれるのかな?」と指原もHKTメンバーとしてやっていくイメージを膨らませていた。今後は『笑っていいとも!』などテレビ出演は博多と東京を行き来することになるが、「HKT48の指原莉乃です」と紹介するように秋元から念を押されていた。
6月18日には早速『笑っていいとも!』にレギュラーメンバーとして登場するが、その際にはHKT48として出演することになりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)