AKB48選抜総選挙の速報で4位となった指原莉乃。彼女がテレビ番組で明かしたところでは、その人気の裏で悩みを抱え続けているという。先日、ラジオ番組で彼女が突然泣き出したことがあったが、それも同じ悩みが原因だったようだ。
今では人気番組『笑っていいとも!』のレギュラーとなり、バラエティ番組でも単独出演で活躍する指原莉乃。ドラマの主演からその映画化。ソロ写真集、ソロ歌手デビューなどこの半年間は彼女の話題が尽きることが無かった。今回の総選挙速報4位もそうした彼女の努力が実を結んだといえる。
5月29日に放送された『火曜曲!』のコーナー“江角マキコの部屋”で、その指原が悩みを打ち明けたことから意外な胸のうちが知られることとなったのだ。
指原は「周りのメンバーがドンドン成長する中で、自分には“なにも無いな”と思ってしまう」と江角に明かした。指原は他のメンバーを皆かわいいと評価しており、さらに各自が特技やセールスポイントを持っていることに対して引け目を感じているようなのだ。
しかし、江角が「この間、マイクパフォーマンスしていた時は『凄い頑張っているな』と思った」と口にした時、指原が意外そうな顔を見せたのである。江角は「本来、ああいうことは『人からどう思われるか? 嫌われるのではないか?』と考えるのよね。すごい勇気がいること」と続けた。
このマイクパフォーマンスとは、指原莉乃 VS 乃木坂46、あるいはAKB48 VS NMB48、SKE48でプロレスの金網デスマッチ仕立てで行った強烈なマイクパフォーマンス合戦のことだ。特にVS乃木坂ではメンバーを相手に指原がひとりで受けてたったのである。
「それを指原さんはひとりでやったでしょ! あれで大好きになったの」と江角が明かすと、指原の目は涙で溢れそうになった。「うれしい~」と感激する指原に、付き添いで隣にいた高橋みなみも「私も泣きそう」と共感していた。高橋によると、指原はマイクパフォーマンスをする前に「すごく悩んでいた」という。「そういう見かたをしてくださっている人がいるとは思わなかった」という指原も江角の言葉を聞いて、やった甲斐を実感できたのだ。
それだけではない。江角から「私ぐらいの世代は見ていてすごい好感を持ったと思う」と評価されたことで、指原は大粒の涙を流して喜んでいた。江角はそんな指原に、「『自分を可愛く見せたい、好かれたい』という思いにとらわれると自分を見失いがちになる」とアドバイスすると、「時が過ぎたらふつうのおばさんになる。いつかアイドルでなくなった時にそういう勇気がすごい力になる」と励ましたのである。
指原は5月4日深夜に出演したラジオ『AKB48のオールナイトニッポン』の生放送中に泣き出したことがあったが、そのきっかけは峯岸みなみが口にした「どうする今後?」のひと言だと思われる。その時も指原が人知れず抱えていた“悩み”に対して、それが引き金となり「なんか分かんないんだよね」と涙したと考えるのは不自然ではない。
だが、指原も今回、江角に相談したことでずいぶんと気持ちが軽くなったことだろう。いよいよ6月6日には武道館で選抜総選挙が行われるが、彼女としてはその結果に一喜一憂している時間は無い。6月25日には同じ場所で“指原莉乃プロデュース 第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~”が開催されるのである。胸のうちに抱えた悩みも解消された指原莉乃だけに、さらに加速しそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)