子育てをしていく中で中高生の多感な時期は、父親の出番が多くなってくるといわれる。そんな年頃の子ども達にアンケートで、“父親にしたい芸人”を答えてもらった。よく父親にしたい“芸能人”という括りでのアンケートは毎年行われるが、芸人だけに的を絞るとどのような結果になるのだろうか。
父親にしたい“芸能人”でアンケートを行っても、山口智充や関根勤はTOP10の常連である。だが今回この2人の間に割って入ってきた、意外な人物がいた。10代の支持が高いといわれる芸人である。
6月15日放送の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では、東京の“中学生・高校生に聞いた、父親にしたい芸人TOP10”のアンケート結果を発表した。
1位は明石家さんま、2位は山口智充、そして3位に入ったのが『ヒルナンデス!』金曜レギュラーの有吉弘行である。彼は子どもはおろか、結婚もしていない。だが今年、他局で行った“面白い芸人ランキング”の10代部門で3位に選ばれるほど、この年代の人気は高かった。またNHKでは現在、10代の若者に向けた情報番組の司会を彼は務めている。中高生にとって有吉は頼れる兄貴を通り越して、“お父さん”的存在にまでなっているのか。なんと関根勤(4位)を抑えての、堂々の3位である。この順位に有吉は本当にうれしそうな表情を浮かべ、照れ笑いも見せていた。彼も38歳、考えてみれば中学生ぐらいの子どもがいても、おかしくない年齢なのだ。
また5位には、ワイルド芸人のスギちゃんが選ばれている。ここまでの結果を見ると「好きな芸人を選んだのか」とも思えるが、今回は若者に人気のあるテレビ番組『ピカルの定理』(フジテレビ系)の出演芸人らは、20位までに誰も選ばれていない。よって、このアンケート結果はただ“好きな芸人”を選んでいるわけではないようだ。
7位には番組メインMCの南原清隆(ウッチャンナンチャン)の相方、内村光良がランクイン。逆に南原は20位以内にも入らない、寂しい結果となった。だが、その件に関して出演者が特にふれることは無く、南原本人も気にしていない素振りだった。記者は父親としての南原は、なかなか点数が高いと思うのだが、中高生は彼に魅力を感じないのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)