他よりも少し高価な商品が販売されていることで知られている、首都ブラジリアのアダルトショップ「Erotica Luxo」に強盗が押し入り、店員を脅して約4000ドル（約31万円）もする金のバイブレーターを奪い去るという事件が、先月30日に発生した。

恐らく強盗犯はこのバイブレーターが純金製であると思い、後に溶解して転売することを考えて強奪したのであろう。だが被害に遭った「Erotica Luxo」の店長の話によると、これは純金製ではなく単にステンレス製の本体に金メッキが施されたものであるという。つまり、これを溶解することは不可能というわけだ。

さらに、このバイブレーターは充電式なのだが、強盗はそれに気が付かなかったため充電器を無視し本体のみを奪っていった。要するに、強盗犯の目的が金ではなく“本来の目的”のためであったとしても、電池が切れるとその後は使用できなくなる。

とんだ無用の長物となったであろうこのバイブレーターを盗んでいった犯人の足取りは未だつかめておらず、警察は更なる捜査を続けている。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）