女優ブレイク・ライブリーは、実はもうTVドラマ『ゴシップガール』の“セリーナ”を演じることに飽きてしまった? 今の彼女は悪びれもせず、そうした雰囲気を漂わせている。
放送開始は07年というから、制作や撮影の全過程を含めれば6年の月日が流れていることになる、CWテレビジョンネットワーク制作のTVドラマ『ゴシップガール』。若い女の子たちの支持で高い視聴率を誇っていたが、そろそろストーリー展開がマンネリ化したのか少し前から視聴率の低迷が話題になっており、ついにシーズン6をもって番組は終了となることが発表された。
特に、トラブルメーカーながらもその美しさでモテまくりのセリーナを演じた女優ブレイク・ライブリー(24)は、このドラマの出演によりすっかりオシャレ・アイコンとして人気が定着し、ハリウッド映画の仕事がどんどん舞い込む世界的なスターに成長している。多忙になり過ぎたことも原因であろうが、彼女はこのほど総合情報誌『BULLETT』とのインタビューで、やや冷たい本音を漏らしてしまった。
「番組終了の時が来るのは寂しいわ。だってこの番組が私をここまで育ててくれたんだものね。でも今の私にとって6年の月日は長すぎたわ。『ゴシップガール』は素晴らしかった(なぜか過去形)けれど、頭の中は人生の次のチャレンジのことでいっぱいよ。」
“セリーナ”のイメージがあまりにも強い中でも次々と新しい仕事を入れ、さまざまな役に挑戦していることは素晴らしい。だが、そのせいで『ゴシップガール』のファンの気持ちが少しずつライブリーから離れているという見方があることについて、彼女はこう語った。
「全然気にならないわ。だって共演者や監督の顔色を見たり、ファンに媚びていてはビジネスにならない。そういうことをいちいち気に病むようでは、女優なんて務まらないと思うの。自分自身が納得できる仕事をしたいわ。」
ライブリーに限らず、気まぐれで好奇心の強い役者たち。彼らの多くが貴重な若い日々の年月をその番組に捧げたのは事実だが、出世のキップを貰ったこともまた事実。番組を応援してくれているファンのためにも、「6年間も拘束された」といった気持ちだけは抱かないで欲しいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)